ドリームセーリング

2016年12月、３回目の中山大障害

ポストドリームパスポートとして出資したクロフネ産駒。
２月生まれだけあって順調に育ってくれました。

２才７月でデビューしてくれましたが
デビュー戦（福永騎手）はいいところなく終わってしまいました。

２戦目からは鮫島騎手に乗りかわりましたがいいところなし。
３戦目、４戦目と掲示板には載ってくれましたが
いかんせんジリ足。

放牧を経て、12月に復帰。
復帰戦ではラッキーな繰り上がり３着でした。

その後も気の小さい性格が前面にでてしまい、
ひと様に「道をゆずってしまう」という致命的な癖が定着してしまいましたが
2010年5月、なんとかダートに転じて未勝利を脱出してくれました。

ダートを２回続けましたが、実力差が歴然としていて「限界」なのか「疲労」なのかと考えましたが
放牧後、函館の芝長距離でそこそこ結果をだしてくれました。

北海道シリーズで惜しい負けが続いたあと、秋のシーズンを休養にあて、
小倉での復帰戦で1番人気で2勝目をあげてくれました。
1勝目をあげたのが奥さんの誕生日、
2勝目をあげたのがワタシの誕生日と同じ日です。
ちなみにこの子が生まれた日はわたしらの結婚記念日。
運命を感じます。

４歳夏に本格化の予感がしましたが、
いっぷくしたあと復帰した秋は案外で、
格上挑戦をつづけたせいもありましたがいまイチの戦績。

５歳はあまり活躍の場がないまま夏に関東転厩。
これからどんな人生を歩むのでしょうか？

ま、ぼちぼちやろうや。

…などと思っていたところ、５歳暮れにして意外にもオープン昇格！
人生（馬生）あきらめたらあきまへんな！

６歳春はオープンクラスで苦戦の連続、
地力不足なのかトビが大きいのが災いしたレースも多く
障害レースに新天地を求めることになりました。

勝ち切れそうで勝ちきれない６歳を過ごしました。
さて障害でいつ花が咲くのか？！

７歳をむかえ、１番人気４戦目にしてついに期待にこたえて未勝利脱出。
これから使うレースが難しいですが、この子が元気に走り続ける限り
機会を見つけて応援に行きたいと思いました。

７歳の暮れにして中山大障害（Ｊ・Ｇ�T）に出走。
掲示板はかないませんでしたが、４コーナーまでは先頭で楽しませてくれました。
細く長く頑張ってくれたらいつまでも応援しまっせ！
…と思っていたら、思いのほか長いこと走り続けてくれました。

９歳秋でついにジャンプ重賞の京都ジャンプステークス（Ｊ・Ｇ�V）勝ち。
私の人生においても40代から50代前半のつらく厳しい期間を励まし続けてくれました。

１０歳秋に京都ジャンプステークスの連覇を目指して稽古中に
屈腱炎を発症して引退。
乗馬で第二の人生を歩むことになりました。
長いことわたくしの支えになってくれました。
どうもありがとう。