武市連黒人 巻1-33 | |
高市古人の近江の旧堵を感傷して作れる歌 [或る書に云はく、高市連黒人といへり] 楽浪(ささなみ)の 国つ御神(みかみ)の うらさびて 荒れたる京(みやこ) 見れば悲しも |
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口訳 | 楽浪の地を支配される神の御心がさびれて、荒れてしまった都の跡を見れば悲しいことよ。 |
原文 | 高市古人感傷近江舊堵作歌 [或書云高市連黒人] 樂浪乃 國都美神乃 浦佐備而 荒有京 見者悲毛 |
場所 | 滋賀県大津市神宮町・近江神宮 (揮毫者・藤井五郎) |
写真 | 2021.1.30 |
「国つ御神」天つ御神の対語。天神地祇の「地祇」にあたる。土地を支配する神。 |
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