柿本人麿 巻1-48
   軽皇子の安騎の野に宿りましし時に、柿本朝臣人麿の作れる歌
  東(ひむかし)の 野に炎(かぎろひ)の 立つ見えて
  かへり見すれば 月傾(かたぶ)きぬ
口訳   東の野には曙の光のさしそめるのが見えて、西を振りかえると月が傾いてあわい光をたたえている。
場所  宇陀市大宇陀町迫間・かぎろひの丘 (揮毫者・佐々木信綱)
原文    軽皇子宿于安騎野時、柿本朝臣人麿作歌
  東 野炎 立所見而 反見為者 月西渡
写真  


2011.10.20
「かぎろひ」とは、厳冬のよく晴れた朝、太陽が水平線上に現れる約1時間前に
太陽光線のスペクトルにより現れる最初の陽光のことだそうです。



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