調首淡海(つきのおびとおうみ) 巻1-55
   
  あさもよし 紀人羨(とも)しも 亦打山
  行き来(く)と見らむ 紀人羨しも
口訳   紀国の人はうらやましいことだ。真土山を行き帰りに眺めているのだろう、紀国の人はうらやましい。
原文    
  朝毛吉 木人乏母 亦打山 行来跡見良武 樹人友師母
場所  和歌山県橋本市隅田町真土・国道24号沿い (揮毫者・犬養孝)
写真  
2011.11.26
場所  五條市上野町・国道24号沿い真土峠 (揮毫者・水原秋桜子)
写真  


2013.8.15
大宝元年(701年)、持統太上天皇の紀伊行幸の時に作った歌。
「亦打山」は、奈良県五條市の和歌山県境にある待乳山(まつちやま)。
紀国は麻の名産地でした。



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