磐姫皇后(いはのひめのおほきさき) 巻2-87
   磐姫皇后の、天皇(すめらみこと)を思(しの)ひて作りませる御歌
  ありつつも 君をば待たむ 打ち靡く
  吾が黒髪に 霜の置くまでに
口訳   このまま貴方の訪れを待っていましょう。
  垂らしたままの私の黒髪が霜をおいたように白髪になるまで。
場所  大阪府堺市堺区大仙町・大仙公園西側遊歩道 (揮毫者・犬養孝)
原文    磐姫皇后思天皇御作歌
  在管裳 君乎者将待 打靡 吾黒髪尓 霜乃置萬代日
写真  

 
2022.06.05
犬養孝教授は、昭和27年、堺市成人学校が開校された当初から
昭和63年まで、万葉鑑賞口座の講師を担当してきました。
その功績によって昭和57年に、堺市功労者表彰を受けました。
万葉歌碑は受講者ならびに有志によって、堺市の文化振興を願い、
あわせて犬養教授への感謝の気持ちを込めて大仙公園に建立されました。

近くに大阪女子大学の記念碑が立っていました。



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