磐姫皇后(いはのひめのおほきさき) 巻2-89 | |
或る本の歌に曰はく 居(い)明(あか)して 君をば待たむ ぬばたまの わが黒髪に 霜は降るとも 右の一首は古歌集の中に出づ |
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口訳 |
貴方がいらっしゃるというので、夜を明かしてでもいつまでも貴方を待ちましょう。 待ち続けた私の黒髪が霜を置いたように白髪になったとしても。 |
場所 | 大阪府堺市堺区大仙町・大仙公園西側遊歩道 (揮毫者・犬養孝) |
原文 | 或本歌曰 居明而 君乎者将待 奴婆珠乃 吾黒髪尓 霜者零騰文 右一首古歌集中出 |
写真 | 2022.06.05 |
犬養孝教授は、昭和27年、堺市成人学校が開校された当初から 昭和63年まで、万葉鑑賞口座の講師を担当してきました。 その功績によって昭和57年に、堺市功労者表彰を受けました。 万葉歌碑は受講者ならびに有志によって、堺市の文化振興を願い、 あわせて犬養教授への感謝の気持ちを込めて大仙公園に建立されました。 |
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