桧隈女王(ひのくまのおほきみ) 巻2-202
   或る書の反歌
  哭沢(なきさは)の 神社(もり)に神酒(みわ)すゑ 祈れども
  我ご大君は 高日(たかひ)知らしぬ
口訳   哭沢の女神に、命のよみがえりを願ってお酒をお供えしてお祈りしたのに、
  我が大君、高く日の神として天をお治めになってしまった。   
場所  橿原市木之本町・畝尾都多本神社 (揮毫者・猪熊兼繁)
原文    或書反歌
  哭澤之 神社尓三輪須恵 雖祷祈
  我王者 高日所知奴  
写真  

  
2011.3.9 
奈文研のそばです。

高市皇子が48歳で病死した時に詠まれた歌。
「三輪」は酒のこと。



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