柿本人麿 巻2-208
   
  秋山の 黄葉(もみぢ)を茂み 惑ひぬる 
  妹を求めむ 山道(やまぢ)知らずも 
口訳   秋山の黄葉が繁っているので、迷ってしまった妻を探そうにも、山道が分からない。
原文    
  秋山之 黄葉乎茂 迷流
  妹乎将求 山道不知母
場所  橿原市地黄町・人麿神社 (揮毫者・前川佐美雄)
写真  


2011.2.26 
場所  鹿児島県薩摩川内市中郷・万葉の散歩道 (揮毫者・森しづ子)
写真  

  
2020.2.17 
当時、死んだ人は自ら山路に入っていくと信じられていました。
まだ妻の死を認めようとせず、山道に迷い込んだだけだと思い哀しんでいます。



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