長忌寸奥麿(ながのいみきおきまろ) 巻3-265
  苦しくも 降り来る雨か 神(みわ)の崎
  狭野(さの)の渡りに 家もあらなくに
口訳   不本意にも雨が降ってきたなあ。三輪の崎の佐野の渡しには、雨宿りする家もないというのに。
原文    
  苦毛 零来雨可 神之埼 狭野乃渡尓 家裳不有國
場所  桜井市慈恩寺・椿山・山の辺入口 (揮毫者・木本誠二)
写真  
2011.11.30
場所  和歌山県新宮市三輪崎・黒潮公園 (揮毫者・未詳)
写真    


2022.7.2
「狭野」は今の和歌山県新宮市三輪崎町・佐野町の木ノ川河口。 一説には大和の三輪、泊瀬の入口ともいわれています。



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