間人宿禰大浦(はしひとのすくねおほうら) 巻3-290
   間人宿禰大浦(はしひとのすくねおほうら)の初月(みかづき)の歌
  倉橋の 山を高みか 夜(よ)ごもりに
  出で来る月の 光乏(とも)しき 
口訳   倉橋の山が高いからだろうか、夜が更けてやっと出てきた月の、その光のなんと弱く乏しいことよ。
場所  桜井市下・聖林寺入り口 (揮毫者・清水比庵)
原文    間人宿禰大浦初月歌
  椋橋乃 山乎高可 夜隠尓 出来月乃 光乏寸
写真  


2011.12.27
聖林寺は安産のお寺として信仰があついです。
本尊は子安地蔵尊ですが、優美な十一面観音像(国宝、天平時代)が有名です。
一見の価値はあります。



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