柿本人麿 巻03-0426
   柿本朝臣人麿の香具山の屍を見て、悲慟びて作れる歌
  草枕 旅の宿(やどり)に 誰(た)が夫(つま)か
  国忘れたる 家待たまくに
口訳   草を枕とする旅の宿に、誰の夫だろうか。
  家では妻や子が寂しく帰りを待っているだろうに。
場所  橿原市南浦町・古池 (揮毫者・杉岡正美)
原文    柿本朝臣人麿見香具山屍悲慟作歌
  草枕 羈宿尓 誰嬬可  
  國忘有 家待真國
写真  


2011.3.27 
香具山のほとりで一人の行き倒れの死人があった。
それを見た柿本人麿が哀しんで作った歌。



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