額田王 巻4-488
   額田王の近江天皇を思(しの)ひて作れる歌
  君待つと 我が恋ひをれば わが屋戸の
  簾(すだれ)動かし 秋の風吹く
口訳   額田王が近江天皇を思って作った歌
  あなたのおいでをお待ちして恋しく思っていましたら、にわかに秋の風が吹いて家の簾(すだれ)を揺らします。
   
原文    額田王思近江天皇作歌
  君待登 吾戀居者 我屋戸之 簾動之 秋風吹
場所  滋賀県大津市錦織2丁目・大津京シンボル緑地 (揮毫者・田辺聖子)
写真  

  




2021.1.30
「近江天皇」天智天皇。
「風吹く」風は人の来る予兆でもある。






トップページへ