柿本人麿 巻4-501
   
  娘子(をとめ)らが 袖(そで)布留山(ふるやま)の 瑞垣(みづかき)の
  久しき時ゆ 思ひき我れは
口訳   (少女が袖を振る、)布留山(ふるやま)の瑞垣(みづかき)のように、私はずっと昔からあなたのことを思っていました。
場所  天理市布留町・石上神宮境内 (元暦校本より)
原文    
  未通女等之 袖振山乃 水垣之 久時従 憶寸吾者
写真  

  

  
2012.12.23
「袖を振る」から布留山(ふるやま)を導いています。
布留山は、石神(いそのかみ)を指しています。

瑞垣(みづかき)は、神社の垣根を言いますが、
ここでは神代(かみよ)ほどの昔から、ということを言っています。



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