大伴旅人 巻5-822
   梅の花の歌
  わが園に 梅の花散る ひさかたの
  天(あめ)より雪の 流れ来るかも
口訳   わが家の庭に梅の花が散る。天空の果てから、雪が流れてくるよ。
原文    梅花歌
  和何則能尓 宇米能波奈知流 比佐可多能
  阿米欲里 由吉能 那何列久流加母  
場所  橿原市南浦町・万葉の森 (揮毫者・今西宗一)
写真  
2011.3.6
 
場所  福岡県太宰府市宰府・太宰府天満宮境内九州国立博物館へのアクセスエレベーター入口 (揮毫者・未詳)
写真  


2016.7.9
万葉集にウメの歌は119首。ハギの歌141首につぐ多くの歌数である。
万葉歌人のうち、最もウメを愛したのは大伴旅人であった。
旅人は大宰府の長官として九州に赴任する時、佐保山の自宅の庭に、妻と二人でウメの木を植えた。
外来の珍しいウメを植えこむ二人の心には、任果てて帰宅するまでの無事安寧を祈る思いもあったに違いない。

大宰府天満宮境内に「だざいふゆうえんち」という遊園地がありますが
なぜつぶれないでやっているのかたいへん不思議に思いました。



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