06-1023

	未詳　巻6-1023
歌	大崎の　神の小浜は　狭（せば）けども　　百船人（ももふなびと）も　過ぐといはなくに
口訳	大崎の神の小浜は、狭い浜ではあるけれども、　　たくさんの舟の人々が素通りすることなく集まってくるということだ。
原文	大埼乃　神之小濱者　雖小　百船純毛　過迹云莫國
場所	和歌山県海南市下津町大崎　（揮毫者・未詳）
写真	2012.4.4
天平十一年(739)三月、故藤原宇合の室久米連若売と姦通した罪により石上乙麿が土佐に配流された時の歌。