柿本人麿 巻7-1087
   雲を詠める
  痛足(あなし)川 川波立ちぬ 巻目(まきもく)の
  由槻(ゆつき)が嶽(たけ)に 雲居(くもゐ)立てるらし   
口訳   痛足川に川波が立ってきた。
  巻目の由槻が岳に雲が湧き起こっているらしい。  
場所  桜井市箸中車谷・川沿いの竹やぶの中 (揮毫者・棟方志功)
原文    詠雲
  痛足河 河浪立奴 巻目之 由槻我高仁 雲居立有
写真  


2011.5.5
「痛足川」は巻向川の別名。
「由槻が岳」は奈良県巻向山の最高峰。



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