柿本人麿 巻07-1088
   雲を詠める
  あしひきの 山川(やまがは)の瀬の 響(な)るなへに
  弓月(ゆつき)が嶽に 雲立ち渡る 
口訳   山から流れ落ちてくる川の瀬の音が鳴り響くにつれて、弓月嶽には雲が湧き上がっている。
原文    詠雲
  足引之 山河之瀬之 響苗尓 弓月高 雲立渡
場所  桜井市箸中車谷 (揮毫者・鹿児島寿蔵)
写真  
2011.5.5
場所  天理市萱生町・山の辺の道 (揮毫者・前川嶺洲)
写真  
2011.12.22
「弓月が岳」は奈良県巻向山の最高峰。



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