未詳 巻7-1246
   覊旅にして作れる歌
  志賀の白水郎の 塩焼く煙 風をいたみ
  立ちは上らず 山に棚引く
   右の件の歌は、古集中に出づ。
口訳   志賀の漁師が塩を焼く煙は、風が強いので
  まっすぐには上らず、山にたなびいていることだ。  
原文    覊旅作謌
  之加乃白水郎之 焼塩煙 風乎疾 立者不上 山尓軽引

   右件謌者、古集中出。
   
場所  福岡県福岡市東区志賀島・蒙古塚下海岸 (揮毫者・筑紫豊)
写真  



  





  

  


2016.7.10
志賀島第6号万葉歌碑。
蒙古塚は金印公園のすぐそばにありますが、私が訪れたときには金印公園は改修工事中でした。
金印の実物は福岡市博物館にありました。



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