未詳 巻7-1376
   赤土(はに)に寄せたる
  倭(やまと)なる 宇陀(うだ)の真赤土(まはに)の さ丹(に)着(つ)かば
  そこもか人の 吾(わ)を言(こと)なさむ   
口訳    大和の宇陀でとれる真赤土のように顔を赤らめたならば、人はあれこれ私のことを噂するでしょうね。
原文    寄赤土
  山跡之 宇陀乃真赤土 左丹着者 曽許裳香人之 吾乎言将成
場所  宇陀市榛原赤埴・赤埴公民館前 (揮毫者・堀井甚一郎)
写真
2011.12.12 
場所  宇陀市大宇陀下竹・畜産技術センター庭 (揮毫者・小山方玄)
写真
2011.12.12 
「真赤土」は赤黄色の粘土で、染料などに用いられ、
宇陀は真赤土の採れる土地として知られていた。



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