未詳 巻7-1392
歌
浦の沙(まなご)に寄せたる
紫の 名高の浦の 真砂子地(まなごつち)
袖のみ触れて 寝ずかなりなむ
口訳
ムラサキが咲く名高の浦の砂浜の紫草の匂う素敵なひと
袖が触れるだけで共寝もせずに終わってしまいそうだよ
原文
寄浦沙
紫之 名高浦之 愛子地 袖耳觸而 不寐香将成
場所
和歌山県海南市黒江・名手酒造 (揮毫者・犬養孝)
写真
2012.4.27
名手酒造の一連の歌碑のひとつです。
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