大伴坂上郎女 巻8-1560
   大伴坂上郎女の跡見(とみ)の田庄(たどころ)にして作れる歌
  妹が目を 始見(みそめ)の崎の 秋萩は
  この月ごろは 散りこすなゆめ
口訳   始見の崎の秋萩よ、ここしばらくはどうか散らないでおくれ。
場所  桜井市桜井・等弥神社境内 (揮毫者・服部慶太郎)
原文    大伴坂上郎女跡見田庄作歌
  妹目乎 始見之埼乃 秋芽子者 此月其呂波 落許須莫湯目
写真  
2011.12.9
歌碑は、等弥神社の上社に向かって右側に建っています。

「妹が目を」は、「始見」にかかる枕詞。
「妹が目を見そめ」「始見(みそめ)の崎」と、掛詞のようにかかっています。



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