大伴坂上郎女(おほとものさかのうえのいらつめ) 巻8-1593
   大伴坂上郎女の竹田(たけだ)の庄(たどころ)にして作れる歌
  隠口の 泊瀬の山は 色づきぬ
  時雨(しぐれ)の雨は 降りにけらしも
   右は、天平十一年己卯(つちのとう)の秋九月に作れり。
 
口訳   泊瀬の山がすっかり色づいてきました。きっと時雨が降ったからなのでしょう。
原文    大伴坂上郎女、竹田庄作歌
  隠口乃 始瀬山者 色附奴 鐘礼乃雨者 零尓家良思母
場所  桜井市初瀬・長谷寺境内 (揮毫者・里見ク)
写真  

  

  
2011.11.30
長谷寺の登廊を登りきったところ、納経堂前の広場に歌碑が建っています。
場所  桜井市大福・三十八柱神社境内 (揮毫者・犬養孝)
写真
2011.12.22 
三十八柱神社は桜井西中学校のすぐ近くにあります。



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