湯原王  巻8-1618
    湯原王の娘子(をとめ)に贈れる歌
  玉に貫き 消たず賜(たば)らむ 秋萩の
  末(うれ)わわら葉に 置ける白露
口訳   玉につらねて消さずにいただきたい。
  秋萩の枝先がたわむほどぴっしり付いた真珠のように美しいあの白露を。
原文    湯原王贈娘子歌
  玉尓貫 不令消賜良牟 秋芽子乃 宇礼和々良葉尓 置有白露
場所  鹿児島県薩摩川内市中郷・万葉の散歩道 (揮毫者・上薗正子)
写真  

 
2020.2.17
薩摩川内市の歴史資料館の裏手の川筋に15基の万葉歌碑が建っており、そのうちのひとつです。

万葉集には萩を詠んだ歌が非常に多く、142首登場します。



トップページへ