大伴旅人 巻8-1639
   大宰帥大伴卿の冬の日に雪を見て京を憶へる歌
  沫雪(あわゆき)の ほどろほどろに 降り敷けば
  平城の京し 思ほゆるかも
口訳   大宰府に沫雪がうっすらと降り積もっているのを見ると、奈良の都が思い出される。
場所  奈良市五条町・秋篠川畔 (揮毫者・網干善教)
原文    大宰帥大伴卿冬日見雪憶京歌
  沫雪 保杼呂保杼呂爾 零敷者 平城京師 所念可聞
写真  

  
2013.10.5
九州・大宰府で都を詠んだ懐旧の歌。



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