未詳 巻9-1707
   鷺坂にして作れる歌
  山城の 久世の鷺坂 神代より
  春ははりつつ 秋は散りけり
口訳   山城の久世の鷺坂では、神代の昔から久しく
  春には芽がふきだし、秋には葉を散らしてきたことだ。
場所  東京都文京区小日向2丁目・鷺坂 (揮毫者・堀口久万一)
原文    鷺坂作歌
  山代 久世乃鷺坂 自神代 春者張乍 秋者散来
写真  

  


2014.7.24
鷺坂(さぎさか)は、京都府城陽市久世の久世神社近くの坂。
「はりつつ」は、芽ガ出ルの意のハルの連用形+接続助詞ツツ。
なお、ハルは春の語源。



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