柿本人麿 巻10-1812
歌
春の雑歌・雑歌
ひさかたの 天の香具山 このゆふべ
霞たなびく 春立つらしも
口訳
天の香具山に、この夕暮れ、霞がたなびいている。どうやら、春になったらしいなあ。
場所
橿原市南浦町・天香久山神社 (揮毫者・末永雅雄)
原文
春雑歌・雑歌
久方之 天芳山 此夕
霞霏微 春立下
写真
2011.3.6
「ひさかたの」は「天」の枕詞。
香具山は、畝傍山・耳成山とともに大和三山の一つ。
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