柿本人麿 巻11-2453
   物に寄せて思を陳べたる歌
  春楊(はるやなぎ) 葛城山(かづらきやま)に 立つ雲の
  立ちても坐(い)ても 妹をしそ思ふ
口訳   春の柳をかずらにする葛城山に湧き立つ雲のように
  立っても座っても妻のことが思われてならない。
原文    寄物陳思歌
  春楊 葛山 發雲
  立坐 妹念
   
場所  葛城市柿本・柿本神社境内 (揮毫者・野村吉次)
写真   

  
2011.3.26
場所  御所市御所・御所小学校前 (揮毫者・中野南風)
写真   

  
2012.7.14
「かずらにする」とは、柳で輪を作って髪飾りにすること。



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