未詳 巻11-2639 | |
葛城(かづらき)の 襲津彦真弓(そつひこまゆみ) 荒木にも 憑めや君が わが名 告(の)りけむ |
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口訳 | 葛城の襲津彦が弓にこしらえた檀(まゆみ)の木の、荒木のように、あなたを思う気持ちが強いと安心しているからですか。 あなたが私の名を人に明かしてしまったのは。 |
場所 | 御所市森脇・一言主神社境内 (揮毫者・桜井満) |
原文 | 葛木之 其津彦真弓 荒木尓毛 憑也君之 吾之名告兼 |
写真 | 2011.11.28 |
イチョウの黄葉がみごとです。 「襲津彦」は五條市今井にある荒木神社の祭神。 襲津彦の弓勢の強さにあやかり、この杜の神に祈ると恋が成就するという民俗が古くからありました。 |
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