未詳 巻11-2706
歌
物に寄せて思(おもひ)を陳べたる歌
泊瀬川(はつせがは) 速(はや)み早瀬を 掬(むす)び上げて
飽かずや妹(いも)と 問ひし君はも
口訳
泊瀬川の早瀬の水を手ですくってくれて、「おいしいか」とやさしく尋ねてくれたあなたよ。
場所
桜井市金屋・初瀬川畔 (揮毫者・辰巳利文)
原文
寄物陳思
泊湍川 速見早湍乎 結上而 不飽八妹登 問師公羽裳
写真
2011.11.22
背景の三輪山が美しいです。
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