未詳 巻12-2860 | |
物に寄せて思いを述べたる歌 八釣川(やつりがわ) 水底(みなそこ)絶えず 行く水の 継ぎてぞ恋ふる この年ころを <或る本の歌に曰く、水脈(みお)も絶えせず> |
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口訳 | 八釣川の川底を絶えることなく行く水のように絶えることもなく この何年間もの間、ひそかに恋焦がれ続けたことだよ |
場所 | 高市郡明日香村飛鳥・万葉文化館駐車場(揮毫者・里中満智子(漫画家)) |
原文 | 寄物陳思 八釣川 水底不絶 行水 續戀 是比歳 <或本歌曰、水尾母不絶> |
写真 | 2019.12.29 |
奈良県立万葉文化館友の会が活動を終えるにあたり、建立された歌碑です。 平成31年3月に活動を終えて解散したのですが、その翌月の平成31年4月に 新元号「令和」が発表になり、にわかに「万葉ブーム」がおこったのは皮肉なことでした。 里中満智子さんは万葉文化館友の会の会長をしていました。 |
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