未詳 巻12-3097
   物に寄せて思を陳べたる歌
  左檜の隈 檜隈川に 馬駐(とど)め
  馬に水飲(か)へ われ外(よそ)に見む
口訳   檜隈を流れる檜隈川に馬をとめて、馬に水を飲ませてくださいな。
  あなたの姿をこっそりと見たいから。
原文    寄物陳思歌
  左檜隈 檜隈河尓 駐馬 馬尓水令飲 吾外将見
場所  高市郡明日香村平田・アントクの丘 (揮毫者・鈴木葩光(書家))
写真  

  
2012.3.1   
「アントクの丘」は文武天皇陵のすぐそばにあります。
どういういわれがある場所なのかまったくわかりません。
高松塚古墳も近くにのぞむことができます。



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