未詳 巻12-3170
   羇旅に思を発(おこ)せる歌
  志賀の白水郎(あま)の 釣りし燭(とも)せる いさり火乃
  ほのかに妹を 見無(む)よしもかも
口訳   志賀の海人が、釣りをしてともしている漁り火のように、ほのかにでも妻を見る手だてがほしいことよ。
原文    羇旅發思歌
  思香乃白水郎乃 釣為燭有 射去火之 髣髴妹乎 将見因毛欲得
場所  福岡県福岡市東区志賀島・志賀島小学校の向かいの海岸にある歌碑公園 (揮毫者・鹿児島寿蔵・歌人)
写真  

  


2016.7.10
志賀島第3号万葉歌碑。



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