東歌 巻14-3400
   信濃国の相聞往来の歌
  信濃なる 千曲の川の 細石(さざれし)も
  君し踏みてば 玉と拾はむ
 
口訳   信濃の千曲川の小石でさえ
  愛しいあなたが踏まれた石ならば、玉と思って拾いましょう。
原文    信濃國相聞往来歌
  信濃奈流 知具麻能河泊能 左射礼思母 伎弥之布美弖婆 多麻等比呂波牟
場所  長野県千曲市上山田・千曲川萬葉公園北側 (揮毫者・犬養孝)
写真  

  
2013.4.21
犬養孝氏揮毫の歌碑は、昭和60年に上山田温泉の新名所として千曲川萬葉公園ができたときに
犬養氏が宿泊した佐久屋旅館に贈られたものでしたが、佐久屋旅館の廃業とともに萬葉公園に移設されたのだそうです。
場所  長野県千曲市上山田・千曲川萬葉公園北側 (揮毫者・佐々木信綱)
写真  


2013.4.21
この歌碑は次のように書かれています。
”信濃なる ちく万の川の ささ礼志も きミ之不みて者 玉と比ろ者舞”



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