未詳 巻15-3653
   筑紫の館(たち)に至りて遙かに本郷(もとつきに)を望みて、悽愴(いた)みて作れる歌
  志賀の浦に 漁(いざり)する海人 家人(いへびと)の
  待ち恋ふらむに 明し釣る魚
口訳   志賀の海岸で漁をする海人は、家の妻が待ち恋いているだろうに
  仕事とはいえ、夜通し魚を釣っていることよ。  
原文    至筑紫館遙望本郷、悽愴作歌
  思可能宇良尓 伊射里須流安麻 伊敞妣等能 麻知古布良牟尓 安可思都流宇乎

場所  福岡県福岡市東区志賀島・志賀島小学校 (揮毫者・干潟龍祥・九州大学名誉教授)
写真  

  




2016.7.10
志賀島第8号万葉歌碑。



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