未詳 巻16-3822 | |
椎野連長年(しひののむらじながとし)の歌 橘の 寺の長屋に わが率寝(ゐね)し 童女放髪(うなゐはなり)は 髪上げつらむか |
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口訳 | 橘寺の長屋に私が連れて行って共寝をした放り髪の少女は、 もう髪を結い上げて他の男と結婚しただろうかなあ。 |
場所 | 高市郡明日香村橘 (揮毫者・鈴木葩光) |
原文 | 椎野連長年歌 橘 寺之長屋尓 吾率宿之 童女波奈理波 髪上都良武可 |
写真 | 2018.2.3 |
椎野連長年が診断して言うには、 「そもそも寺院は、俗人の寝る所ではない。また若い女性を、「童女放り」という。 第四句に「童女放り」と言っているから、第五句に重ねて「髪を結いあげただろうか(成人したことを示す言葉)」 などと言うべきではないのではないか」と言った。 節分の日に護摩堂で祈祷の護摩炊きをやっている日におじゃましました。 厄除けになったような気がします。 帰宅したら「すす」で顔が真っ黒になっていました(笑) |
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