長忌寸意吉麿(ながのいみきおきまろ) 巻16-3831
   白鷺の木を啄(く)ひて飛ぶを詠める歌
  池神の 力士舞(りきしまひ)かも 白鷺(しらさぎ)の
  桙(ほこ)啄(く)ひ持ちて 飛びわたるらむ   
口訳     池神の力士舞のように見えますね。白鷺が小枝を口にくわえて、飛んでいきます。
場所  宇陀市榛原池上・蓮昇寺 (揮毫者・堀本正己)
原文    詠白鷺啄木飛歌
  池神 力土舞可母 白鷺乃 桙啄持而 飛渡良武
写真  


2011.12.12
長忌寸意吉麿は、柿本人麿と同時代の歌人ですが、生没年未詳です。
「白鷺の木を啄ひて飛ぶを詠める歌」とあり、石川啄木の号を思い出させます。



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