未詳 巻16-3850 | |
世間(よのなか)の無常を厭(いと)へる歌 世間(よのなか)の 繁(しげ)き仮廬(かりほ)に 住み住みて 至らむ国の たづき知らずも 河原寺(かはらでら)の仏堂の裏に、倭琴(やまとこと)の面(おもて)にあり。 |
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口訳 | 世間という煩わしい仮の宿りの世に住んで来て、住みたいと願う国(浄土)への手段を知らないことよ。 |
場所 | 高市郡明日香村川原・橘寺と川原寺跡の間(揮毫者・犬養孝) |
原文 | 厭世間無常歌 世間之 繁借廬尓 住住而 将至國之 多附不知聞 河原寺之佛堂裏、在倭琴面之。 |
写真 | 2011.2.13 |
橘寺は、中学生の時にNHK教育TVのロケでおじゃまして以来、 最も好きなお寺のひとつです。 |
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