大伴家持 巻19-4140
   天平勝宝二年三月一日の暮(ゆふへ)に、春の苑(その)の桃李(ももすもも)の花を眺矚(なが)めて作れる
  わが園の 李(すもも)の花か 庭に降る
  はだれのいまだ 残りたるかも
口訳    わが園の李の白い花なのだろうか、庭に散っているのは。それともまだらの雪が残っているのだろうか。
場所  橿原市南浦町・万葉の森 (揮毫者・吉田文之)
原文    天平勝宝二年三月一日之暮、眺矚春苑桃李花作
  吾園之 李花可 庭尓落 波太礼能未 遺在可母  
写真  


2011.10.18 




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