橘諸兄 巻20-4448 | |
同じ月十一日に、左大臣橘卿の、右大弁丹比国人真人の宅にして宴せる歌 紫陽花の 八重咲く如く 弥(や)つ代にを いませわが背子 見つつ偲(しの)はむ |
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口訳 | 紫陽花の花が八重に咲くように、いついつまでも栄えてください。 あなた様を見仰ぎつつお慕いいたします。 |
原文 | 同月十一日、左大臣橘卿、宴右大弁丹比国人真人之宅歌 安治佐為能 夜敝佐久其等久 夜都与尓乎 伊麻世和我勢故 美都々思努波牟 |
場所 | 鹿児島県薩摩川内市中郷・万葉の散歩道 (揮毫者・濱田翔云) |
写真 | 2020.2.17 |
薩摩川内市の歴史資料館の裏手の川筋に15基の万葉歌碑が建っており、そのうちのひとつです。 万葉集にはあじさいを歌った歌が2首あるそうです。 |
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