大伴家持 巻20-4516 | |
三年の春正月一日に、因幡國の庁にして、饗(あへ)を國郡(くにのこほり)の司(つかさ)等に賜へる宴の歌 新しき 年の始(はじめ)の 初春(はつはる)の 今日降る雪の いや重(し)け吉事(よごと) 右の一首は、守大伴宿祢家持作れり。 |
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口訳 | 新しい年の初めの初春の、今日降る雪(ゆき)のように、良いことがもっともっとありますように。 |
原文 | 三年春正月一日、於因幡國廳、賜饗國郡司等之宴歌 新 年乃始乃 波都波流能 家布敷流由伎能 伊夜之家餘其騰 右一首守大伴宿祢家持作之 |
場所 | 鹿児島県薩摩川内市中郷・万葉の散歩道の大伴家持銅像の台座 (揮毫者・小原浩) |
写真 | 2020.2.17 |
薩摩川内市の歴史資料館の裏手の川筋に15基の万葉歌碑が建っており、そのなかに大伴家持の銅像があります。 この像は、21世紀歴史のまちづくり事業の一環として制作したものであると刻まれています。 平成15年3月建立。川内市長・森卓朗とあります。 (15基の歌碑は2000年希望ワーク事業として、平成12年度から14年度にかけて2千5百億円かけて整備されたそうです) |
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