4・5
 古事記・速総別王(はやぶさわけのみこ)
   
  梯立の 倉橋山を 嶮しみと 岩かきかねて 吾が手とらすも
  梯立の 倉橋山は 嶮しけど 妹とのぼれば 嶮しくもあらず
口訳   倉橋山は険しくて(女鳥王は)岩にすがりついて登ることがかなわず、私の手を取って踏み越えてくることよ。
  倉橋山は険しいけれど、愛する女鳥王と二人で登れば、何の険しいことがあるものか。
原文    
  波斯多弖能 久良波斯夜揺袁 佐賀志美登 伊波聟伎加泥弖 和賀弖登良須母
   波斯多弖能 久良波斯夜揺波 佐賀斯豆杼 伊毛登能煩禮波 佐賀斯玖母阿良受
場所  桜井市多武峰・不動滝 (揮毫者・湯川秀樹)
写真  

  
2011.5.7



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