台風の爪痕に負けない武庫川

からっと晴れ上がった秋晴れのなか、
近鉄、JR、阪神を乗り継いで尼崎(武庫川)へやってきました。

事前に、台風で河川敷がえげつないことになっているとの情報を仕入れていましたが
ここまでえげつないことになっているとは思いもしませんでした。
地元の方によると、数十年に一度の規模の台風だったとのこと。
河川敷のジョギングロードは無惨にもえぐられてしまい、
流されてきた風倒木やらゴミやらが散乱していますやん。

  無惨に土がえぐれています

しかし、主催者(武庫川SC)は前日に手作業でゴミをよけたり
えぐれてでこぼこになったところに砂を入れたりして
少々コース変更しましたが、走られるようにはしていただいてました。
そら、びっくりするようなみごとな人の力の結集でした。感謝、感謝。

…で、改めまして
今日のイベント名は
「台風の爪あとに負けずに走ろう、ユリカモメマラソンin武庫川」です。

  バイタリティを感じる看板だな

そんなわけで、コースは私の最も苦手な「ダートコース」になっておりましたやん。

湘南ビーチマラソン以来の苦手なコース仕立て、かつ30kmという距離に
私はさっそく”LSD(long slow distance)”を心がけたつもりでした。

が、しかし、
スタートして程なく、ナンバーカード「60▲×」の神戸からお越しの
長い髪が美しい女性と抜きつ抜かれつの状態になってしまいましたやん。。。
ペースがよほど合うのでしょう、
20km過ぎまでずっと彼女と併走してペースを引っ張り合った結果
20km地点では2時間を切っておりました。
「あちゃー、これはぜったいやりすぎー。オーバーペースやー」と思いました。

さらに、6週する折り返し周回コースで
谷口選手もどきの首をかしげて走ってくる懐かしい顔をみかけてしまいました。
2年前、南麻布ジョギングクラブで一緒だった吾郷さん(松江市在住)です。
吾郷さんとは去年のすいかながいもマラソン(鳥取県大栄町)以来の再会です。
すれちがいざま一瞬だけ元気をふりしぼって「がんばれ」と声をかけますが、そのあとはへろへろ状態。

(結局60▲×さんはそのまま3時間を切ってゴール。
 フルにエントリーしてた吾郷さんも私がゴールするころには姿がみえませんでした。)

で、レースの続き。
20km過ぎで彼女に引き離されてからは
がくっとペースが落ちてしまい、
「あー、自分の体重(70kg)がうらめしいー。
 体重一緒やったら負けへんのになー。」
などと繰り言をぼやきながらずりずりと足をひきずっておりましたが、
結局、22.5kmの折り返しで足が攣ってしまい、
以後、武庫川ののどかな流れや河川敷でやってるラグビースクールを
横目で楽しみながら歩くことになりました。

25kmのエイドステーションでは大いに栄養補給、
オレンジ、バナナ、塩昆布、あんパンなど
ランナーの視点で用意されたものがありがたい。

ありがたすぎてなかなか再スタートできましぇん(^^;

残念ながら走ろうとするとふくらはぎやふとももが攣ってしまい、
強引にいくとリタイアってことになりそうになる。
よって、おそるおそる歩くことになりました。

最後の周回にはいると
赤いタスキをかけてもらうので最終周回の人はすぐわかります。
それで、私の悲しい足の状態を知ってか知らずか
同時スタートした50kmやフルに参加してる人が
すれちがいざま
「にいちゃん、ラストや!ファイトー!!」って声かけてくれる。
「ありがとうございます」と返事の声だけはでるが、足がついてこない。
次回はもっと鍛えてこよう…。

結局、記録の方は3時間50分を切ったくらい。
平地コースなのに去年の青梅マラソンよりも遅くなってしまったが、
苦手なダートコースだったことを思うとまずまずの出来でゴール。

30kmマラソンらしく満足感に満ちあふれたゴールでした。

参加賞として無料入浴券がついている「湯あそびひろば 元浜」(温泉)まで歩いていって
汗というかふきだした塩を流し、充実した一日でした。
来年もまた、ぜひ来たいですな(^_^)v



トップページへ