２回目の挑戦で大阪城陥落！！

大会コースを毎回のように変更している本大会ですが、
今回も変更があり、
天守閣や梅林のそばを通らないコース設定になっていました。
まあ、観光客もたくさんいらっしゃるし、
みなが市民マラソンに理解のある人ばかりであるはずもなく、
また梅林あたりは只今満開ということで
３，０００人ものランナーで道路遮断をしてしまいますから
コース変更もやむをえないのでしょう。
自分らにとっては残念なことですが…。

今回はスタートロスも１分くらい。
コースの高低差についても２回目の挑戦だからしっかり頭にはいっています。
ランナー同士が芋洗いの状態の中、ぼちぼち足をすすめます。

今回は大阪城公園外周を１周半してから土佐堀通りにでて
御堂筋（大阪市役所）でくるっと回ってきてから
またもや大阪城公園を１周半する設定になっています。
朝は寒かったですが、適度な寒さでコンディションも上々、
事前に痛めて心配だった右足甲も痛みませんでした。
北浜から市役所にかけては土佐堀通りをわがものにできて最高にいい気分です。
こんな太い道、奈良ではそうそうありません(^^;)
市役所前、唯一大阪女子国際と同じコースです。
めっちゃええ気分(^^)/~

去年は思いがけない暑さのなかで苦戦したことを思うと
腕もよく振れてさほどピッチも落ちません。
スタートからずっと前のランナーを追い抜いてばかりでした。
ところが！
大阪城周回にもどってきて環状線沿いの道に出てきてから
そろそろへたってきました。
ちょっとずつ後続に抜かれはじめます。
大阪城公園駅の手前、
「去年はこのへんで浜ちゃんとさぼてんさんの
　「走快ねっとＲＣ」ノボリみつけて、はじめて見るお二人に悲鳴のような声かけて、
　そのあとすぐに関門撤収にあっちゃったなー。」
とか考えてると
大阪城公園駅を過ぎるあたりで走快の超元気印ＭＡＫＯＴＯさん（今日は応援）を発見しました。
本日数少ないお知り合いランナーであり、かつ、
自分が２度目の大阪シティ挑戦であることを知ってくれていて応援してくださっています。
「おーーーーー、がんばってまっせーーーー！」
という声が出せたかどうかは覚えてませんが
急に元気がでてギアチェンジしたことは間違いありません。
そのあと「足」と「息」と「腕の振り」のリズムがバラバラになり
バタバタ走りになりましたが大いに勇気づけられました。感謝感謝。

最後の周回にはいると２時間の制限内でゴールできることは体で感じていましたが
今度はどのくらいの記録でゴールできるかという欲がでてきました。
周回道路で２度目のＭＡＫＯＴＯさんをみつけ、
「（制限時間内完走確実なので）うれしいー！！」と叫びます(^^)v

　　うれしさ最高潮！手と足バラバラ(^^;)
　　

ＭＡＫＯＴＯさんからもらった元気でさらに腕を振っていくと
案外サクサク前の人を追い抜いていけます。
「ありゃ？」って感じですがこんなに調子いいレース、
二度とできないかも知れないので
最後までがめつく自分の気持ちにムチをあてます。

と、周回道路からゴールへの進入路で
しーちゃんの「ピリカラＴシャツ」を見つけてしまいました。
「うぉ、しーちゃんに追いつくなんて生まれて初めて（マジ）やー。」
と感激しましたが、そのあとの自分の身の振りに一瞬迷ってしまいました。

「じきに追いつけそうだが、併走してゴールすべきか？」
「以前自分がしんどかったころ都祁マラソンで５ｋｍ併走してもらい、そのときすごくうれしかった覚えがある。」
「でも彼はいまどうみてもバテバテで自分のペースとはだいぶ違うし、併走されて彼は喜ぶやろうか？」
「いや、やはり声をかけてサクッと追い抜いてしまったほうが彼も喜んでくれるのでは？」
などと考えた末に結局声をかけてから追い抜くことにしました。
で、「しーちゃんすまん。」と声をかけてサクッと追い抜きました。
が、しかし、そのあとすぐにゴールがあると思ってたのに最後の直線の長いこと長いこと！
かっこつけて抜いちゃった手前抜き返されるという最高の失態は避けねばと思い、
ふりかえることなくほぼ全力疾走でゴールに飛び込みました。

しかししーちゃんを抜いてからあとはめちゃくちゃ長かったですわ。
結局しーちゃんは９秒後まで盛り返してきてゴール。
記録のほうはグロスタイムで１時間４６分２１秒。
京都シティハーフも含めて血と汗と涙と屈辱の途中関門と
感動にまみれた私のハーフマラソンの歴史に新たな記録が刻まれた瞬間でした。
大阪城冬の陣、２回目の挑戦で攻略できましたー！
SPECIAL　THANKS　TO　ＭＡＫＯＴＯさん！

　　　　　　　　　　　　　本日のピリカラ隊
　　　　　　　　尾上隊員　　辻井さん　　しーちゃん