ユリカモメウルトラ70kmマラソン

「マラソンは逃げへんからなー。またおいでや。」
という去年のスタッフの方のあたたかいお言葉に
性懲りもなく今年も参加を決めてしまいました。ユリカモメウルトラ70kmマラソン。

この大会はほんまにお寺の修行のようなすんばらしい大会です。

この大会の大きな特徴(私の走力を基準として)
1 1周回10kmの武庫川河川敷コースを7周回します。
2 したがって、リタイアしたくなったらいとも簡単にリタイアできるコース形態であり、根性なし夫の私には非常に不向きです。
3 1周回目はエイドには水しかでません。
4 2周回目にはオレンジ、バナナ、リンゴなどフルーツが出はじめます。
5 3周回目にはおにぎり、あんパン、塩昆布、梅干し、黒糖など炭水化物、塩分、糖分系のものが出はじめます。
6 さらに地元中学校のブラバンの方の演奏が入ります。
7 4周回目にはこんにゃくゼリー、いちご、一口羊羹などちょっとうれしい系のものが出ます。
8 さらに、4周回目にはお昼時になってますので、付近でバーベキューのいいにおいがしはじめ、さらにマラソン継続を困難にします。
9 5周回目以降は残念ながら未体験のため次回以降のレポートをお待ち下さいm(__)m

…てなことで、今回も8時30分のスタートに間に合うよう橿原からでてまいりました。
去年は30キロでリタイアしましたので
今回はそれ以上、あわよくば50キロ走ること、
それに走り込みの絶対量が足らない私としては距離とかかわりなく「時間走」をすることも大きな目標でした。

準備中、しまなみの師匠みやけんさんが声を掛けてくださいました。
去年のしまなみ以来の再会です。
なんだかほっとします。

  開会式風景         

  受付場所から武庫川を望む         

さて、去年は相当数の長距離大会をこなして自分なりにウルトラのペースをつかんだつもりでしたが、
やはり、魔のコース形態に結局ぱっくりと食べられてしまう形でレースを終えた今回の大会でした。
最初の10キロ、1時間。
20キロで2時間。
30キロも3時間とみごとなくらいキロ6分のペースを刻んでいたのですが、
過去の最長不歩行記録(要は最初に歩き出してしまうまでの最長距離)が30キロという自分です。
今回はなんとか31キロまでねばりましたが(これはこれでいちおう自己新記録)
このコースでは一度歩いてしまうと気持ちの立て直しが相当困難なんです。
特に脚が攣ってしまったわけでもないのですが、気持ちが切れてしまい、再度走り出すのが難しいんですわ。
それでも折り返し地点で走路員をしてくださっている方がへろへろになっている私をプログラムのナンバー、名前と照合して
「オオタさーん、がんばれー」と拍手してくださったときにはさすがにそこから2キロほど走れてしまいました(^^;

しかし、なんと弱いわたし、結局、筋力体力的にはまだいけそうだったのですが
「気持ち」が切れてしまって40キロ、5時間で投了いたしました。

  10kmくらいか?まだまだ足取り軽げです         

  40km直前、へろへろになってます         

申し遅れましたが、30キロの時、中学生の演奏できいた「さくらんぼ」と「マツケンサンバU」がすごくうれしかったです。
なんで2曲も聴けたかというと、それだけゆっくり走ってたからです。はい。

2年連続完走できなかったにもかかわらず、 来年もきっと参加すると思います。この大会。







  右手の人の方が元気ありそうだが、
  実は左の人は”栄光の”最終周回赤タスキをかけてます
         

  阪神武庫川駅は川の上、クヮークヮーカモメがいっぱいだー         




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