日本海メロンマラソン2009

今年の夏の遠征は秋田です。
直前、家族にけが人がでて
どうなることかとやきもきしましたが
なんとか関係各位のご厚情ご協力を賜り、決行することができました。

秋田は、2002年以来ですので7年ぶり。
今回のお目当てはなんといってもなまはげさん。
さて、何人のなまはげさんとお会いできたのでしょうか?
さらに、メロンマラソンはメロン食べ放題と聞いていますし、
竿燈体験も楽しみです。

前日の朝8時50分、大阪空港発の飛行機便にて秋田入り。
飛行機を利用してのマラソン遠征は2005年のしまなみ海道ウルトラ遠足で松山空港を使って以来です。
ちょっとお値段的にお高い設定になっています。
今回の相方は(も)辻井さん。

  大阪空港にて          

秋田空港でレンタカーに乗り換えて、
いざ、今回遠征の第1目的の八郎潟をめざします。

国営の超大型干拓地って、なぜか興味ありますねん。

干拓地にひいた道路だけあって、
太さやまっすぐさはハンパではありません。

大潟村役場まで速攻で到着し、
誰もいない役場前でひと息つきました。
それなりに感慨深いものがありました。

八郎潟の直線道路を思う存分走ってから、
次の目標はマラソン大会の前日受付。
旧若美町の体育館をめざしました。
ちなみに男鹿半島一帯は、現在ほとんどが男鹿市になっています。

途中、道路脇でこれまたお目当てのひとつ、”ババヘラ”を早くも発見しました。

  期待を裏切らないおいしさ          

マラソンの前日受付をすませて参加賞のメロン2個をさっくり確保し
こんどは昼食予定地の入道崎灯台へ。

北緯40°、男鹿半島最北端の地です。
このあたりからなまはげさんづくしになってきました。

とりあえず時間も時間だし、おなかもへりまくってたので
ニュー畠兼さんで土地土地の郷土料理「石焼き鍋」を食します。

これが非常に豪快な漁師料理で
みそ仕立てのダシ汁に魚介をざっくり入れたところに
熱く焼いた石をどぼんと放り込んでぐつぐつ煮立てるだけの料理です。
これが最高にうまかったです。

  焼け石投入時、ぐつぐつ          

  底まで食べきってしまいました。残るは石ころのみ。          

  お店のまえではなまはげがお迎え          

  入道崎の北緯40°モニュメントにて          

おなかもふくれましたので、次に今回第2の目的であるなまはげ館・男鹿真山伝承館をめざします。

さっそく30分ごとに開かれてるなまはげ習俗学習講座を”受講”しました。

なまはげ行事とは、大晦日の夜に神様の使いとされるなまはげ
各家庭をめぐって、なまけ心など悪事に戒めを行うとともに
災いを祓い、かつ、戸主が家族を守って絆を深める行事、と理解しました。
男鹿真山伝承館で体感することができます。
一般的に、小さな子ども連れの親は、子どもがなまはげにビビっているところを見て楽しむ傾向がありますが
ちゃんとフォローしさえすればそれはそれでいいのかもしれません。
ただ、フォローしないとよくない子に育つ危険性を十分はらんでいるようにも思います。
全体としてタイヘンおすすめです。
ぜひみなさんも男鹿地方へいったら実際に体験してみてください。
私は近い将来もういっかいいってしまうような気がします。
そんくらいすごかったし、たのしかったです。

  「オー〜!」と、なまはげさん登場!          

  なまはげさんにしばかれるおんなこどもたち。しばかれる対象者以外は全般的ににこやか。          

なまはげ実体験を終えて、こんどはとなりのなまはげ館へ。
ここでは男鹿地方のなまはげさんが何十人も勢揃いしています。
圧巻です。

  なまはげさんペアAチーム          

  なまはげさんペアBチーム          

  なまはげさん軍団          

なまはげ変身コーナーというのがありました。
仮装大好きな私としてはやらないわけにはいきません。
かなり本格的な装束でタイヘン気に入りました。

  なまげモノは、いねぇが〜!!          

  ご静聴ありがとうございました          

  ちなみに変身中の様子 

なまはげ行事を映像でもたくさん紹介していて
このふたつのなまはげ関係施設は非常に充実しています。

  ワタシのこころにもっとも訴えかけたなまはげさん 

  なまはげ館前にて 

  今回のピリカラ号(レンタカー)はヴィッツ 

  旅館へ移動途中、火山湖(マール)を八望台から見ました。写真は二ノ目潟。 

本日のお宿、雄山閣さんへ到着したのは17時前。
ここは森脇健ちゃん「走る男2」で紹介されたところです。
先日の山口遠征の「西の雅 常盤」さんといい、このごろは「走る男」によく影響うけてます。

  雄山閣さんの前に立ってるなまはげ像 

  こちらの温泉はなまはげがすごい音をたててお湯を吹き出すので有名です 

泉質は、なんか温泉上がったあとからほこほこしてくる独特の泉質で
どっちかというと冬向きかな、と思いますが
いずれにしてもすぐれた泉質です。

それでは、本日の晩ご飯の紹介に移らせていただきます。
給仕をしていただいたスタッフの方非常にいい感じの方だったので
料理のおいしさがいっそう引き立ちました。
めちゃめちゃ親切で、男鹿のことに詳しい方で、
いろいろと食材のことも教えてくれはるし
明日のマラソンが早い出発なので…と申し出ると、
朝食時間をくりあげてくれて自分で準備してくれました。
感謝感謝です。
男鹿温泉郷・雄山閣さん、これまたおすすめです。

  食事スタート時。これだけでも十分豪華。 

  サザエ〜 

極めつけは「石焼き体験」!
お昼に入道崎で大感激した石焼き鍋ですが、ここでも出てきました。
しかも、「焼け石じゅう〜」体験をさせてくれるというのです。
これは楽しい体験です。
あつあつに焼けた石をそろっと火ばしにはさんで桶に入れます。

  じゅう〜!!めちゃ楽しい!

 

  旅館なので上品に取り分けてくれはります 

  ロビーにもたくさんなまはげさんがいてはります 

夜の20時30分から近くの交流会館「五風」
なまはげふれあい太鼓というのがありました。

これまためちゃめちゃよかったです。
最前列で見ることができました。

バチで太鼓を打つ振動が直(じか)に伝わってきて迫力あったし
なまはげ装束での演舞もすごかったです。

ここでも親子連れ期待満々
親は子どもをなまはげさんに差し出してニタニタしています。
なんだか独特の世界で
子どもが泣き出すと喜々としてその写真をとります。

  すごい迫力でした。その1

 

  すごい迫力でした。その2 

  すごい迫力でした。その3

 

  保護者のみなさんにはバカウケ 

  すごい迫力でした。その4 

  ほんまに太鼓もじょうずだったよ 

大満足して旅館にもどり、
翌日の日本海メロンマラソンは私らのでる10kmは8時30分スタートだったので
朝食開始をすこし早くしてもらって
さくっとおやすみしました。

朝は6時に起きてまたもやなまはげ温泉。
7時から朝ご飯をいただきました。
秋田のみそ汁は甘めでワタシ好みでした。

  伝統的日本の朝ご飯。ごはんとみそ汁がめちゃおいしかった。 

約30分でマラソン会場へ移動。
レンタカーにカーナビがついてるので楽勝です。

  今回遠征したピリカラ隊 

  ゼッケンの色違いの人がいてますな 

  参加者は2000人規模で10kの部は1000人弱 

  折り返し直後 

  ゴール後は、記録証もらって… 

  シャワーで頭冷やして 

  これです。メロンの食べ放題。 

  3回並びました。 

  ゴール前にもシャワーがありました。 

真夏の大会だけあって、汗だくだくのずくずくで
めちゃ消耗しました。

辻井さんはさっそく会場内の「出張ババヘラ」を食べていました。

宮沢海水浴場そばの夕陽温泉WAOで汗をながしましたが
露天風呂から広大な日本海が望めてめちゃ気持ちよかったざます。
ほっこりさっくりしましたので、またもや八郎潟を縦断して
今度は秋田市方面をめざします。

  途中、またもやババヘラブレイクをはさみました 

  人によって盛り方が全然違いますねん 

男鹿総合観光案内所というところを通りかかりました。
めちゃめちゃでかいなまはげさんがいてはりました。
どのくらいでかかったか、表現しにくいところですが
きっと怪獣特撮だとウルトラマンや怪獣がこんな大きさで描かれてるんやろなー、と思うくらいの大きさでした。

  道路を走ってる自動車と見比べてみてください 

続いてお昼ご飯の場所を求めて道の駅てんのうへ。
ここでは「あと10日でおしまい」といわれていた天然岩ガキをいただくことができました。

  でかかったで〜 

  海鮮丼、これまたうまかった! 

その後、ずーーーっと海岸線に沿って南下し、
秋田市内に入りました。
とりあえず、赤れんが郷土館へクルマを置いて
近辺を探索しました。

赤れんが郷土館とは、旧秋田銀行本店を利用した資料館です。

  赤れんが郷土館 

次に、秋田市民俗芸能伝承館”ねぶり流し館”へ行きましたです。

ここは私のお気に入りで、2回目の訪問です。
竿燈体験ができます。

  よっこらせっと!さて手を放せますかしらん。 

  お〜っ、とっとっとっ 

  ちょっと小型の竿燈。肩にのせてもらってます。 

  これなら簡単だ 

  しかし、なんで口あいてしまうんでしょ 

  竿燈勢揃い。美しい。 

  肩やデコチンに乗せられる人がうらやましぃ。これは人形だけど。 

  晩ご飯は比内鶏の親子丼と稲庭うどん 

秋田市内では、翌日の8月3日から開催される竿燈まつりの準備がさかんで
お店の人からも
カントウ(竿燈)で(お越しで)すか?」と尋ねられました。

当然「いえ、カンサイ(関西)です!」と返します。
秋田の方は娯楽が少ないようで、どこでもウケていただけました。
また次回も使えそうです(^^;

さて、おもだった目的も無事果たし、
あとは22時30分発の寝台特急「日本海」待ちです。

これも今回遠征の目玉のひとつで
消えゆく情勢にあるブルートレインを一度は体験してみたいという思いから
特に組み込んだものです。

  秋田駅コンコースにて 

出発前に駅前の「末廣ラーメン」で、さらなる腹ごしらえをしました。
京都の新福菜館の系列のお店だそうです。

  たしかに京都のんと同じような感じでした 

駅の待合室での長い長い時間をようやく辛抱して、
22時を少々過ぎてからホームにおりて
真打ちの登場を待ちます。

  日本海号到着〜 

  大阪行きです 

  メロンマラソン参加賞のメロンとともに、B寝台上段にて 

同じ車両の中には、奈良で開催中の高校総体へ向かう秋田県の高校生のみなさんがたくさん乗っておられ
それなりににぎやかにしてはったのですが
基本的にくたびれていたので、自分らは結局さくっと休んでしまいました。

それにしても寝台列車の揺れは非常に心地よかったです。

夜半、大雨の中を走っていたようで、
雨の音を屋根が拾うのがよく聞こえました。
上段にいたからで、下段にいた辻井さんには聞こえていなかったようです。

朝の5時半くらいに目がさめました。
カーテンごしにちらっと外をみると
高岡駅に入線したのがわかりました。

案外爆睡だったようです。

  朝7時過ぎ、車両内にて 

  敦賀で気動車のつけかえがありました 

  気動車がはずれたところ 

京都には9時50分に到着。
長くてゆったりして楽しい遠征のおしまいでした。

寝台列車の旅情って好きです。
夏のいい気分転換になりました。
特に朝の明けた時の雰囲気がいいです。

また、近い将来利用するような気がします。

  旅の思い出たち。なまはげづくしでした。 




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