AOMORIマラソン2010

遠征したのが7月早々だったのですが、遠征直後から極度の体調不振に陥ってしまい
なんも気力がなくなってしまってたので
やる気が回復して遠征記つくるまでに2カ月かかってしまいました。

でも、なんとか回復できてよかったです。
関係各位にはご心配をおかけいたしましたm(__)m
今後はゆるっといきますのでよろしくお願いします。

写真だけたくさん残ってましたので、遠い記憶をたどっての遠征記です。
この夏はGWごろから初の青森遠征をもくろみまして
昨年の秋田遠征に引き続き往路は飛行機、現地ではレンタカー、復路は寝台特急日本海という行程を組みましたです。
今回のピリカラ隊は4名編成、けっこうあつまったよ。

今回の目玉は@ねぶた体験、A八甲田山、B奥入瀬渓流、C津軽三味線、D十和田湖
Eランプの宿、Fマラソンでチーム青森さんと面談、G太宰治、H青森のおいしいもの
など盛りだくさんです。
…というか、1泊3日の旅程にちょっと詰め込みすぎてしまったような気がします。

7月3日、橿原を6時に出発、大阪空港を出たのは8時20分で青森入りしました。

  青森空港にていきなりねぶたに歓迎されました(10:00)          

速攻レンタカーを借りて「ねぶたの里」へ。
いきなり脳みそがぐらぐら沸いてきました。

  直江兼続がおる(10:40)

  川中島の合戦だ         

  十和田湖のぼんさんてようわからん         

  弘前ねぷたもありました         

  こんなんみてたらこんな雰囲気になりますわな          

  ねぶた製作中のところ          

  これは信貴山の聖徳太子だそうです          

  ねぶた体験ができます。♪ラッセーラー、がはじまります。          

  よい子たちが多かったので自分はねぶたを後ろで押す役に回りました(11:15)          

  立ちねぷた          

  ねぶた体験認定証もらいました          

  かぶりものはだいすきデス          

  大きな太鼓たたかせてもらいました(11:40)          

けっこうたのしめました。
お昼御飯はちゃんとしたところでたべるかどうか悩んだのですが
時間の都合もあり、ねぶたの里の前のお店で、
青森方面でB級グルメで名前だけ有名な「みそカレー牛乳ラーメン」のメニューを見つけましたので
それをたべました。
しかし、この手のものを食べるときはちゃんと雑誌などで紹介されているところでたべないといけないと痛感しました。

  ちょっと???な味でした          

つぎは、カーナビを八甲田山雪中行軍遭難記念像にセットして
八甲田山麓をドライブです。
ちょっと天気あやしくなったりしましたが、なんとか到着しました。

  高台にたっています(13:00)          

自分は小学校のときの映画教室で映画「八甲田山」を見て
おそろしい映画だなー、と感じたかすかな記憶があったのですが、
こうして大人の目になって見て、いろんな経緯とか歴史的背景とか直接記念館(鹿鳴庵)の方からお聞きすると
感慨深いものがありました。合掌。

  解説文          

  行軍コース          

さて、次は奥入瀬渓流です。
ここの入口のところに津軽三味線観光会館というのがありましたので
ナマ津軽三味線をききたかったので、ここにはいってみたらなんと4人での貸切状態でした。
けっこう大きな施設だったのですが、
天候も悪かったからなんかなーと思いました。
けっこうマンツーマンで対話しながら演奏してもらえましたのでよかったですよ。(辻井さん、寝てはいけません)

  ここにもねぷたがありました(14:00)          

  青森の観光施設はねぶただらけです          

三味線聴いてるあいだに雨があがるか、と期待してましたが
ずーっとしびしびふったままでした。
やむをえず、車でちょこちょこ移動しながら奥入瀬渓流をまわりました。
天気よかったらもっと気分よかっただろうに残念です。

  三乱の流れ(15:30)          

  マイナスイオン発生中          

  あしもと悪かったです          

  阿修羅の流れ          

  マイナスイオン発生中          

  ぶなの木          

  雲井の滝(16:00)          

十和田湖にたどり着いたらぐるーっと時計回りに湖岸を走って
乙女の像(by高村光太郎)に行きました。
ここは1回行くだけでよかったかな。
駐車場探しに苦労しました。

  乙女の像(16:50)          

  湖面はガスっててずーっと見渡せんかった          

なんとか初日のメニューをこなしまして、
本日の宿「ランプの宿・青荷温泉」をめざしましたが
道中の看板がいかにもつくられた秘境ってかんじでイマイチでした。
なにより看板にかいてある津軽弁(?)が読解不能でした。

青荷温泉ゆうのはよく雑誌でも取り上げられていますが
客室に一切電気を使っていないので
明りはランプだけ、テレビも冷蔵庫ももちろんありません。
ちょっと興味持って泊まってみたのですが
宿に到着したのが18時過ぎでちょこっと暗くなってしまっていたのが失敗でした。
目がなれていないもんだからチェックインの時からなんだか視界があやしかったです。
もうちょっと早く到着してたらランプの明かりにも慣れやすかったかもしれません。

うまいぐあいに離れの1棟貸しみたいなところに泊まれたのですが
電気がないということは空調もないわけで
暑がりの辻井さんや私にはイマイチだったかもしれません。
布団を自分で敷かんといかんというのも事前に知っておきたかったところです。

温泉は風情があってよかったよ。

  おなかすいてていきなりご飯にしたら真っ暗で「闇鍋」状態でした(18:50)          

  ご飯すんでオモテにでてみたら案外明るかった(19:20)          

  せせらぎの音が快適だったのは確かです。          

  こういう看板がなんだかへんだった。          

  日が暮れるにつれて雰囲気がでてきた(19:30)          

  部屋のランプ(20:00)          

当然ながら部屋のランプでは雑誌を読むほどの明るさもないし、ケータイも充電できないから使えなかったし、
なによりケータイの電波立ってなかったし、
おふろめぐりをしただけであとは雑談しながらじわーっと寝入っちゃいました。

今から思えばトイレだけ水洗で、ちゃんと電気(照明)がついたのは
不思議に思いましたがやはり建築基準法かなんかのルールなんでしょう。
うえけん隊員、もっとはやく気づくべきでした。

やはりつくられた田舎でしたわ。

でもでてきたご飯はおいしかったぞ。

当然のなりゆきで翌朝は早くから目が覚めて近辺を散歩しました。
夜には蛍が飛んでいたそうです。

  泊まった部屋、というか小屋(ふるさと館というらしい)(5:50)          

  朝もやの散歩も気分よかった          

  宿の入口の足元には「よぐきたねし!」          

  朝ごはんは明かりがなくてもよく見えた。ほたての卵とじが絶品でした(7:20)          

さて、ご飯がすんでからがタイヘンでした。
青荷温泉から青森市街地まで約50キロ。
マラソンの受付が8時までだったと記憶しています。

少々遅れてもこの手のマラソン大会では受付をしてくれるのですが
問題は3キロの部に申し込んでしまったうえけん隊員でした。
他の3名は10キロの部(10時スタート)だったので問題なかったのですが
3キロの部は9時スタートでした。
これはとてもやばい時間設定でした。

気合でなんとか青森市内へ入り、会場のそばでうえけん隊員だけをおろし、
駐車場規制の中をなんとか遠いながらも海に近い駐車場をみつけて
自分たちも会場入りしたらちょうど9時前でした。

うえけん隊員ギリギリセーフ!

自分たちの受付もすませて
本日のメインディッシュであるチーム青森しゃんを探しますが
いかんせん開会式がすんでしまっているのでなかなかみつかりません。
近辺の人に尋ねてもあまり関心がないのか中途半端な返事しか返ってきません。

ちなみに、そのときのワタシの頭のなかはこんな感じでした。

  ポチしゃんお待ちしていました!チーム青森だよん!!          

うえけん隊員のスタートもそろそろだし、
ここはしばし探すのをあきらめて
久々にピリカラ隊に参加したうえけん隊員のスタートを見送ろうとした矢先のことでした。

スタートラインの横にジャパンのユニフォームです。
近づいてみて確認いたしますとたしかに近江谷山浦と書かれています。
今回、チーム青森から参加したのは近江谷杏菜選手山浦麻葉選手の2名でした。

  間違いありません。ホンモノです。          

スタートのあとは、サクサクっと彼女たちをつかまえて
「奈良からはるばるチーム青森さんの応援にまいりました」攻撃をしかけました。
彼女らも親切に言葉を返してくれます。
さすがオリンピック選手です。人格者です。
さっそく写真とってもらいました。

  結局せんとくんのおかげだったのかもしれない…(9:05)          

ほどなくうえけん隊員がゴールしてきましたので
全体写真です。
青森市内ではこの冬の青森新幹線開通キャンペーンが大々的にされていたので
とりあえずキャンペーンの旗の前で記念写真です。

  「一路青森」と書かれています。うえけん隊員の手にはすでに完走証。          

ゴール付近でまたく山浦さんたちに会いましたので、
もういっかい頼み込んで写真とってもらいました。

  積極的なせんとくんチーム。東北の方は控えめな人が多かったです。          

ごそごそやっているうちに10キロの部スタートの10時になりました。

青森ベイブリッジのアップダウンを往復する案外ぜいたくなコースですが、
お店もでてないし、イベントらしいイベントもやってない素朴な大会なので
応援が案外地味です。

  前方のベイブリッジに向かって登りです。          

  ベイブリッジ登り中。          

  こんなフラフラな顔してました。          

  折り返し後に(元)青函連絡船・八甲田丸がみえました。          

途中、久しぶりに辻井さんを追い抜くという快挙もやってのけて
ゴールしました。
暑かったのでさすがにふらふらでした。

  ゴール直前。いつもながらアゴあがってます。ふぅ。          

  ゴール後の完走証受け取りの列          

前に「背中にピ」と書かれたTシャツのとっつあんがいますが
これはゴール後に順番が入れ替わっただけです。

そこそこ一服して駐車場へ。
海のすぐそばでほたて漁のアミとか干してあったりしていい感じでした。
なにより海の風が気持ちよかった。

  こんなところがマラソンの駐車場。          

  今回のピリカラ号はプリウス。          

事前に調べたスーパー銭湯で汗を流しましたが、ここは泉質も最高でした。
ゆっくりと休めました。

回転ずしが同じ施設の中にあったので
「青森ならはずれはないだろう」とおもってはいったらみごとにハズレのお店でした。
今回の遠征はなかなかおいしいものにありつけないです。

ごはんがすんで、カーナビを次の目的地、太宰治の斜陽館にセットしました。
これは隊長のたっての希望です。
ワタシ高校時代太宰治のファンでしてん。

五所川原市(旧金木町)は去年(2009年)、太宰治生誕100年で盛り上がったそうで
途中の道にも町の意気込みが感じられました。
町のいたるところにこんな道路柵があります。

  太宰のふるさと金木町+本人の顔が描かれています。かなりホンキです。          

  重要文化財斜陽館(14:00)          

  ついにやってきました。          

  マントを羽織って「生まれてすみません」。          

  館の中はとんでもなく広いです。          

なんだか「生まれてすみません」な気分になって青森市内にもどりました。

今度はマラソンコース上から見た八甲田丸です。

  船長が2人いるでありますっ!(16:00)          

  船内資料          

  ブリッジより船首方向。          

  ベイブリッジとアスパムがきれいにみえました。          

  鉄道連絡船だったので車両がいっぱい入っていました。          

  船のそとでは津軽海峡冬景色がかかりまくりでした。          

  気持ちの良いところでした。          

さて、主だった訪問地もほぼ回りきりましたので
観光物産館アスパムへ行っておみやげと晩ごはんをすることにしました。
ここのお土産は非常に品ぞろえがすばらしく
ここに寄るだけでほとんどすべての青森のおみやげが買えてしまします。
わざわざ斜陽館で買った「生まれてすみませんべい」がこちらの方が安く手に入ったのにはまいりました。

  ホタテアイス          

  2階にはまたもやねぶたがいました。          

  縁のものなのでこれまた記念撮影。          

今回の遠征で、「うまいもの」に期待して最後に入ったお店「西むら」さんで
やっとこさおいしい青森の郷土料理にありつけましたです。

とにかくほたてを含む刺身が絶品。
貝焼きみそもうまかった。
じゃっぱ汁もみなさんおクチにあって、
旅館以外で食したたべものでのストレスを一気にふきとばした感じでした。

青森はとにかくほたてのおいしさがちがいますわ。

  縄文定食。          

おみやげをてんこもり買って青森駅に移動し、
夜のお弁当を買いこんで19:33発の寝台特急「日本海」に乗ろうと
駅弁とか、駅近くのコンビニとか、いろいろさがしましたが
これがすべて売り切れ。
青森始発の長距離列車に乗る時は列車の中でたべるお弁当に
注意しておかないといけません。
車内販売も、翌朝の石川・加賀温泉をすぎるまでありません。

しかたなくサンドイッチとかおむすびとか買い込んで
列車にのるはめになりました。
あと、水分も多めに買っといたほうがいいです。

  青森駅では新幹線開通カウントダウンがはじまっています。          

  駅の構内にもねぶたがいました。          

  日本海号出発前(19:17)          

  大阪行き〜          

  車中でごそごそするうえけん隊員の図(20:00)          

  お目覚め後の辻井さん&おのっち隊員(6:45)          

今回はちょっと詰め込みすぎたのか、その後の猛暑がこたえたのか
体力と気力の配分について考えさせられた遠征でした。

でも、いずれにしても遠征そのものは楽しかったので
ペースとか考えながら息長く続けられるようにこれからも工夫してやっていきたいと思います。

青森はとにかくホタテがおいしかったのと
りんごをつかったおみやげが全部おいしかったのが印象に残っています。

  旅の思い出たち。おみやげの部 

  旅の思い出たち。入場施設の部          

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