長野マラソン2013

わたくしが世界でいちばん好きな長野マラソンにいってきました。
もう5回目の挑戦になります。

長野マラソンの5時間という制限時間は、
わたくしのような草ランナーには届きそうで届かないビミョーな時間です。
ちなみに過去の戦績は1勝(ただし時間外完走)3敗。
3敗の内訳は35km関門での撤収が2回、40km関門での撤収が1回です。
体調があまりよくない状態での挑戦でしたが、
今回長野がはじめてというおのっちさんと一緒に遠征してまいりました。

前日、大和八木を7時30分発のノンストップアーバンライナーで名古屋へ。

  いつものアーバンライナー           

名古屋駅では、とりあえずホームできしめんを食べました。
ここでなぜかきあげを入れてしまったのか…
東京マラソンに続いてまたもや油っ気であとあと苦しむことになりました。

  かきあげきしめん。いい油をつかっていない。           

駅弁を買い込み、名古屋を10時に出る特急しなの号で長野へ向けて出発。
ここからの3時間がこれまた長いのだけれど、遠征気分は満点。
駅弁はお約束の「みそかつえびふりゃあ」。

  しなの7号長野行き           

  車窓より。桜はところどころ残っています。           

  いつものおたのしみ、みそかつえびふりゃあ           

長野駅に到着したのは13時。
速攻でシャトルバスに乗って受付会場のビッグハットへ向かいました。
受付を速攻で済ませると、ちょうどトークショーの時間です。
中央のいい場所に陣取って話を聞きますが、
以前に比べて集まってくる人が多いのに驚きました。

川嶋監督浅井えり子さんがコースの特徴や前日の食べ物の注意などしてくれます。
天気予報が「雪〜雨」とたいへん残念なものでしたのでおふたりともテンション下がり気味でした。

  トークショー           

  今回は正直に5時間目標宣言!           

もう雨が降りだしていたこともあり、トークショーの後はいそいで善光寺に向かいました。
びんずるさんの足と胸(心)をしっかりなでてきました。

  善光寺、雨です           

  今回も最初のおそばはお約束のかどの大丸さんで           

翌朝のことも考えて、宿舎へは歩いていきましたが、
これでけっこう消耗しました。

しかもおなかの調子イマイチで、
結局晩ご飯は食べず。
最近は恒例になっている睡眠薬の力を借りて寝ました。
コンディションとしては相当よくない状態です。

当日の起床は5時。
思いっきりが降っています。
6時前にチェックアウトするときにタクシー呼んでるひとがいたのでフロントできいてみたら
さすがに当日では無理とのことでした。
対策が遅れたことを後悔しました。
次回も同じところに泊まることになったら要チェックです。
(…ま、今回みたいに雪が積もるようなことは二度とないでしょうが…)

決意を新たに長野駅に向かって歩き始めましたがなにしろ雪です。
傘をさして歩いていてもすぐに傘に雪が積もって重たくなります。
長野駅を6時17分の電車に乗れましたが、雪が降ってなかったらもう少し後の電車でもよかったかもしれません。
北長野駅で降りてスタート会場のアクアウイングまで
またもやころびそうになりながら雪の中を歩きます。

昭和36年の観測開始以来もっとも遅い積雪だったそうです。
長野市では4cm積もりました。
悲惨な状態でした。
道路状況を見ても関西だったら絶対に中止になっていたのではないでしょうか。
それでもさすが長野、雪に慣れているのか、それとも絶対に開催するという熱意が勝っていたのか
Facebookでも早々に開催の告知がされていました。

スタート会場につくと、とりあえず屋根のある総合体育館(一般男子更衣室)へ。
ここで1時間ほど過ごしましたがとんでもない混雑でした。
ふだんは屋外で着替えとかやっていましたので1万人もの人を屋根つきの施設で収用するとは考えていなかったのだと思います。

  体育館内部           

  外は真っ白           

荷物預けの〆切りも近づいてきたので意を決して体育館を出ました。

  ほんとうに4月なのか…           

足元はべちゃべちゃだし、悲惨な状態です。
それでもスタートブロックに入って待ちました。
スタートするまでの20分がめちゃめちゃ長く、寒く感じました。

  ほんとうにGWまであと1週間なのか…           

恒例だった高橋尚子さんが今回は同日開催のとくしまマラソンへいっちゃったので
スタート時の盛り上げもイマイチでした。

号砲は8時30分。
スタート地点まで約6分でした。

  アクアウイング           

スタートしてしばらくは冬を越して傷んだ道路に溶けた雪が大きな水たまりをつくっていたので
ところどころ水たまりよけの渋滞が発生しました。
突然、前が止まってしまいますので走りにくかったです。
それはそれとして、こんなべちゃべちゃの雪の中
沿道に立ってくれている人がいっぱいいるのにはうれしいのをとおりこして感動でした。

今回は5時間の制限時間内完走を胸に秘めていますので
デジカメはスタート地点までの歩いている時だけにして
あとは歩きが入るまでデジカメをとりださないことにしていました。

6分強/kmのイーブンペースをきざみながら進みます。

5km過ぎの善光寺前の通りは天候にかかわらずすごい人出でやはりテンションあがりました。

それでもカカらないよう心がけて、
給水地点では一口ずつ水を含むようにしていきました。
体調悪かったのと天気が悪かったのとで、かえってペースを意識できて思いのほかヘタるのが遅かったと思います。

  9時40分頃。10km地点。メガネくもってます。           

  10時20分頃。エムウェーブ(17km過ぎ)。           

  雪かきするまではこんな感じだったみたいです           

18kmあたりからもう足にはきていたのですが
今回は「とにかくねばろう」ということを意識していましたので
ずいぶんがんばれました。
雪が雨に変わり、五輪大橋のハーフ地点では
「川内選手がもう優勝しちゃったから優勝はあきらめてゆっくり楽しんでね」というありがたい声援をいただきました。

  10時45分頃。20km過ぎ。五輪大橋通過中。           

  10時50分頃。五輪大橋の料金所付近。ハーフ地点。           

25kmのホワイトリングでもまだ歩きが入らず
(外見上は歩いているような速さだったと思いますが…)
結局32kmすぎで千曲川の堤防に戻ってくるまで歩きませんでした。
けっこう満足しています。

  11時20分頃。25km過ぎ。ホワイトリング。           

堤防はすごい突風が吹いていました。
岩野橋までは追い風でした。
追い風に飛ばされるような勢いでしたので魔の岩野橋で折り返してからのことが思いやられましたが
とりあえず「行きはラクチン」で、動かない身体を文字通り後押ししてくれました。

35kmの関門で、関門閉鎖時間まで8分くらいあったと思います。
よたよたしながら魔の岩野橋を渡り、折り返すと
こんどは突風が向かい風になりました。

  12時30分頃。35km。岩野橋を渡る。           

いつのまにか雨もあがり、
風が強いせいで地面はすでにかわいています。

  35km過ぎ           

とんでもない向かい風に押し戻されながら
千曲川の堤防沿いを進みます。
このあたり、完走と関門撤収の間で頭の中ではせめぎあいがあったのですが
どっちつかずの状態で、
応援者と目があうとファイティングポーズを作っては走りだし
しばらくしたらまたもや歩きだす、というパターンの繰り返しになりました。
もう少し走りこみができていたら
もうちょっとねばれたのではないかと思うと毎度のことながら残念です。

  突風に耐えながら走る           

  13時頃。帽子持って走らないと飛ばされます。           

  振り返ってみるとみんなすごい前傾姿勢!           

  37km地点。ここで千曲川とお別れ。           

  松本アルプホルンさん           

  桃畑を通過中           

ふらふらになりながらなんとかやってきましたが
最終関門は41.1kmに移動しており、そこで4時間59分という設定でした。
ざんねんながら40km地点を越えたのがちょうど4時間59分!
1km間に合わないということで万事休す。

  40km地点。13時29分(4時間59分)。           

あと1kmとはいうものの
ゴールのオリンピックスタジアムの外側というだけで
ほとんどゴール地点には来ていましたので
ほんとうに「あと一歩」というところでした。
次回こそ!と思います。
これで1完走4敗(最終関門2回、最終関門の手前2回)になりました。

  41km地点。学生さん、どうも寒い中ありがとうございました。           

  最終関門。次回こそ時間内完走!           

  今回の記録           

これまでの記録です。

2007年 2008年 2009年 2010年 2013年
5km 34:30 34:13 35:40 35:56 38:39 (参考 第1関門5.0km・45分制限、2013年〜5.1km・48分制限)
10km 1:02:56 1:02:27 1:04:39 1:04:50 1:09:05 (参考 第2関門10.3km・1時間23分制限、2013年〜10.3km・1時間25分制限)
15km 1:31:34 1:31:05 1:33:46 1:34:06 1:40:03 (参考 第3関門14.8km・1時間55分制限、2013年〜14.8km・1時間56分制限)
20km 2:02:56 2:00:26 2:03:12 2:03:43 2:12:19 (参考 第4関門20.8km・2時間37分制限、2013年〜も同じ)
25km 2:36:00 2:31:15 2:32:37 2:34:30 2:47:08 (参考 第5関門25.1km・3時間08分制限、2013年〜も同じ)
30km 3:23:12 3:08:03 3:06:26 3:07:36 3:24:58 (参考 第6関門30.1km・3時間45分制限、2013年〜30.1km・3時間43分)
35km 4:14:31 4:12:55 4:04:33 3:56:31 4:08:22 (参考 第7関門34.9km・4時間20分制限、2013年〜34.4km・4時間12分)
40km 4:55:38 4:59:02 (参考 第8関門39.9km・4時間55分制限、2013年〜41.1km・4時間59分制限)
42.195km 5:18:51

  荷物渡し場所にて無念の図。背後の雪が寒い寒い。         

  オリンピックスタジアムの中に入るのは次回のお楽しみ         

待ってもらっていたおのっちさんと合流して
速攻で篠ノ井駅経由でいつもの戸倉上山田温泉へ。
温泉つかって生き返りました。

長野マラソン、きっとまた挑戦してしまうのだろうと思います。
それまでにやっておきたいことは
@メンタル面のたてなおし(これ、かなり深刻)
A自分にとっての新しい価値観の構築
Bマラソンに対する新しい意義づけ
C本番前の長時間走
ってところでしょうか、けっこう難問ぞろいだな。

  晩ご飯の一例         

  翌朝。朝ごはんの一例。         

  恒例の鯉のえさやり         

  信濃鉄道         

  篠ノ井の駅そばのざるそば         

  雪ん子の像         

  信濃毎日新聞1面         

  姨捨からの景色(車窓より)         

  名古屋駅でたべたお昼の親子丼。おいしかったので備忘のため。         

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