しまなみ海道100kmウルトラ遠足2013

今年もしまなみへいってきました。
今回で4回目の挑戦です(1度DNSがあったので都合5回目になります)。

これまで多少体調に波があったものの
総じて順調に遠征当日を迎えられましたので
毎度のことながら完走への色気満々でした。

例によって大阪から高速バスを利用して福山入りしたのですが、
朝、前日の雨のせいで自転車を駅においたままだったので、歩きで駅まででかけたところ
見事に大和八木駅での特急への乗り換えに失敗してしまい、
予約していた特急券を無駄にしてしまいました(近鉄特急は有料なのです)。
ちょっと悲しいスタートになりました。

今回はOCAT辻井さんと待ち合わせしてピリカラ隊2人編成での遠征でした。

  びんごライナー

いつもひとりでしまなみへ遠征するときは、文庫本を持って「読書タイム」にするのですが
今回は相方がいてくれたので、他愛もない話やら最近よく悩んでいる生き方についての話やら
うだうだと4時間も相手になってもらってずいぶんスッキリできました。

コンピューターで仕事する社会って便利なことも多いけど
アナログ時代のように「無駄なように思えることが結局は仕事の効率をあげていたり、人間関係を築くきっかけになったりしてる」ってことがなくなって
「規格どおりの仕事しかできなくて危機対応ができなかったり、人を育てることができなくなったりメンタルの問題ひきおこしたりしてる」ってことに
ひとまわり先輩の辻井さんも感じていて、共感できることが多くほんとうにいい話ができました。

辻井さんと机向かい合わせで仕事していた20年前って、きついことも理不尽なことも多かったけど
いろんな意味で楽しかったし、いい仕事もできていたなあって思います。

話が脱線しすぎました。

ほぼ予定どおりの13時30分に福山駅前に到着しました。
前回にあやかって尾道ラーメンでお昼です。

  一丁さん

濃い醤油ラーメンで背脂も多く、こてっとしていますが
関西人にはとてもめずらしい味。
さすがにスープは残しましたが。

ごはんがすむとちょうど14時過ぎ。
受付がはじまっています。

  受付会場に入る

  受付風景

  コース地図

  問題は今治上陸してからの長い長い10kmの道

受付をサクッとすませ、ホテルにチェックインしてから
今回の移動日のメインディッシュ鞆の浦へバスで向かいました。

  鞆鉄バス

福山駅前から鞆港までは約30分。
崖の上のポニョの舞台だというお話は聞いたことがありましたが
ジプリでもこのことを肯定していないし
この町はどちらかというと古い街並みに赴きがあり、
尾道みたいに映画のロケ地としてはぜんぜん売りこむ気もないのでしょう。
自分はこのちいさな街がけっこう気に入りました。

  雁木(がんぎ)

雁木とは江戸時代につくられた船着き場の石段のこと。
満潮、干潮にかかわらず船荷の積み下ろしができるもので、
こんなに大規模なままで現在も残っているのはここだけらしいです。

  奈良にもよくある街並み。ここは酒屋さん。

  常夜燈

いろは丸展示館に入ってみました。

いろは丸は、幕末に海援隊が使っていた蒸気船です。
いろは丸と紀州藩の明光丸の衝突、沈没事故は我が国初の海難審判だそうです。

  坂本龍馬がお出迎え

  沈没状況の再現

  いろは丸は160トン、幅5.4m、全長54m。明光丸は887トン。

  2階に坂本龍馬の隠れ部屋がありました

  ちょっと不気味でした

  展示館をでたところ。このへんの雰囲気もいい感じ。

  力石(ちからいし)

  力石の説明

力石とは、北前船で栄えた鞆の港で荷物の積み下ろしをする仲仕(なかし)たちが
力比べをして神社に奉納した石のことだそうです。
いちばん重いのは230kgだそうです。

  雰囲気のよい港でした

事前リサーチにより、近くでマイブーム万葉歌碑をみつけました。
むろの木歌碑というのだそう。

  万葉歌碑。福禅寺・対潮楼の下手(したて)にありました。

  歌碑解説

吾妹子(わぎもこ)が 見し鞆の浦の むろの木は
常世(とこよ)にあれど 見し人そなき

万葉集巻三・446(大伴旅人)

私のいとしい妻が(往路で)目にした鞆の浦のむろの木は、
いつまでも変わらずにあるが、それを見た妻はもう今はいないことだ。

題詞によれば、作者が帰京の途中に詠んだ歌。
行きには妻とともに目にした鞆の浦のむろの木を、
帰路では一人で眺めなければならない悲しさを歌っています。
「むろの木」は、ひのき科の「杜松(ねず)」の木。

  辻井さん弁天島撮影中

  福禅寺・対潮楼

  鞆の浦、思いのほか落ち着いたよいところでした

17時にみてい・あっこ班と合流して
広島焼きにて晩ご飯にしました。

今回もタッチの差で後続の人たちはお店に入れませんでした。
しまなみ前夜のお好み焼きは、早いようでも17時集合がよろしいようで。

  前回同様、ねぎ房'zさんでジャンボにもちのトッピング

  今回参加のみなさん

晩ご飯は早めにお開きにして
近くのコンビニで翌朝のご飯を仕入れて
ホテルに戻ってひとり作戦会議。
今回も念入りな秘密兵器を作ってあります。

  必殺目標タイム表!雨対応じゃなかったのが悔やまれる〜

これでもまだ入りのペースがはやいんですわ。
ま、性格がせっかちなので仕方あるまい…。

  コースマップ

おくすりの力を借りて速攻で寝入ってしまい、翌朝は3時起きでした。

大会当日、荷物を預けて福山城へ。
福山城に着くの早すぎました。
4時半でよかったくらいなのに、4時には着いていました。
最初は人がいなくてがら〜んとしてましたが、4時半を過ぎてくると人で混雑しはじめました。

参加者は1200人!
昨夜のメンバーとも会えました。

  使用前のみなさん(4:33)  

  あっこさんの不敵素敵な笑顔(4:54)  

  スタート前(4:57)  

午前5時、スタート!

  福山城から駅に向かっておりる(5:00)  

最初はみなさんダンゴ状態で、
信号待ちもいっぱいあるし、
尾道までは国道2号のトンネルもいっぱいだし
流れにのみこまれないようにゆるっといきました。

  最初の信号待ち〜(5:06)  

  夫婦で続きゼッケンで参加の方がたくさんおられました(5:30)  

  5km地点。キミセ醤油前。(5:36)  

今回はゆっくりを心がけていたこともあり
全トンネルの名前をおぼえようと思っていました。

  赤坂トンネル(5:54)  

  神村1区トンネル(5:56)  

  神村竜王トンネル(6:00)  

  久しぶりにすっきりした道(6:07)  

  10km地点。神村トンネル前。(6:10)  

  ここはコーラエイド  

  再びトンネルに向かってスタート  

いままでのところ計画どおりすぎるくらいのペースです。
2011年と同じペースで2012年より少し早いのが気になりますがまずまずの入りです。

  こんどは神村トンネル(6:11)  

  信号待ちがわたくしにはうれしい(6:15)  

  まだトンネルあるのか平トンネル(6:17)  

  やっと最後だ松本トンネル(6:19)  

トンネルが全部で6個あることがわかりました。
でもそんなんわかってもぜんぜんうれしくない!

  14.9km地点。高西町・セブンイレブン前。(6:43)  

これまたよいペース。
ひやしうどんやおにぎりがありますが、
過去にここでうどんを食べておなかが痛くなった経験があるので今回もパス!

  20km地点でやっとこさ尾道市に突入(6:44)  

尾道市内の国道2号も交通量が多く、わりと危なめなコースです。
はやく尾道大橋を渡ってしまいたいです。

  やっと尾道大橋がみえてきた(7:20)  

  20km地点は尾道大橋の下(7:21)  

  20.2km地点。尾道大橋の下エイド(7:22)  

  カープのにいさんはキティちゃんメイクで日焼け対策万全か?(7:23)  

ここからやっと本州脱出です。
そのまえに橋まで登らなあきません。

上り坂の途中で辻井さんに追いつきました。
辻井さん飛ばしすぎ飛ばしすぎ!
ワタシに指摘されてるようじゃいけません。

  上りの階段大渋滞(7:31)  

  尾道大橋。歩道部分が狭い狭いです。橋を渡ると向島。(7:33)  

向島へ渡ると、最初にあるエイドがスイカエイド。
いつも楽しみにしているところです。

  24.5km地点。向島・肉屋「フジ」前(7:56)  

  今回のスイカはちょっと水っぽかったかな?(7:57)  

それにしても、ここまで計ったようなペースで予定どおりきています。

  25km地点通過(8:00)  

ペースそのものは順調だったものの、
2週間前の鯖街道(半鯖・42km)と1週間前の談山神社越え最終追い切りのお疲れがでてきたのか
歩きたい衝動にかられるようになりました。

そして…
歩きはじめたとたんに
なんとあっこさんに見つかってしまったのです。

なんということだ〜。
伊奈いいさんルールを適用してコンビニまではねばろうと思っていたのに〜。
伊奈いいさんルールとは、コンビニで補給したアイスやコーラを食べながら歩くのは
 「歩いたことにならない」という画期的なルール。
 次の因島にはコンビニが多く、エイドのあとのだらーんとした上りの道をねばりさえすればけっこういけたはず…。

それがなんとあっこさんに歩きの決定的瞬間を(それも歩きはじめたところで)見つかってしまったのじゃあ!

  あっこさんのこの笑顔の意味や如何(8:17)  

  あっこさんに撮ってもらいました。そう、元気はまだまだあったのよ。(8:18)  

あっこさんに先に行ってはもらいましたが
彼女を目標にすることで案外気持ちを切らさずにいくことができました。

  29km地点。向島休憩所(8:38)  

  アメリカンチェリーうまうま(8:39)  

  オレンジとトマトは各エイドで食べてました。水かぶりもしました。(8:39)  

  30km地点。因島大橋が見えてきた。(8:46)  

  因島大橋への登り。ここは歩いて登らないとケガします。(8:50)  

因島大橋は1270mとけっこう長いのですが、ここも一歩も歩かないでいくことができました。
原因はあっこさんの後ろ姿をもう一度見たい気持ちと「清見みかん生搾りエイド」!

  34.7km地点。因島・アメニティー交流館(9:12)  

ここで2012年と同じ時間、今年の目標から10分おつりができました。

  生搾りジュース。超うまうま。(9:12)  

  みなさんどうもごちそうさまです(9:12)  

梅干しもらって、ペットボトルに水を入れてもらって
ちょこっといっぷくしようかと思うと、なんとまたもやあっこさん。

  ストレッチしてはるところに出くわしたのでした(9:14)  

思いがけずはやくにあっこさんに遭遇してしまったことで
アドレナリンどばーとでてきてしまい、
あっこさん置き去りにして速攻でエイドをあとにしたのでした。

  35km地点通過(9:16)  

去年はじめて歩きが入ったのが35km過ぎののぼり坂。
今年はそこにさしかかろうとしたところで、さっき置き去りにしてきたばかりのあっこさん
もう追いつかれてしまったのでした。

しかも「35kmエイドで休まんかったからこれからずんずん抜かれていくと思うから…」
みたいな助言を受けてしまい、それはいつも経験していることなので
「なるほど」と思うとともに、これからの先行きに大いに不安を感じたのでした。

ここまで35kmも進んできているので
脳みそのほうもかなりバカになっています。
頭の中での時間やら距離やらの計算がまったくできなくなってしまい、
ウエストポーチから必殺完走タイム計算表を時々出してはみるものの
意味が理解できなくなっていました。
実際にはそこそこ順調なペースできていたのに、なんでこのとき冷静になれなかったのかなあと思いますデス。

で、とりあえずあっこさんの後ろ姿を追っかけようとしたのですが
あいにくここががわたくしのいちばん苦手とするだらだら坂だったのでした。
歩いて坂をのぼる人たちをサクサクと追い抜いていくあっこさんをぼうぜんと見送ることしかできなかったことはいうまでもありません(ToT)

  あっこさんいかないでくんろ〜!(9:30)  

とはいうものの、途中コンビニでアイスを仕入れたりすることは忘れていなかったので
そこそこのペースでは進んでいました。

  40.1km地点。デイサービスセンターふぁみりぃ因島前(10:18)  

  距離表示板が見つけられなかった  

生口橋へのぼる前のコンビニでコーラを仕入れようと店に入ったのに
買ったのはなぜかリポDでした。
このへんから、さらに脳みそからネジが1本抜け落ちたような気がします。

  生口橋発見(10:35)  

  生口橋通過中。今から思えばまだまだ元気残っていました。  

  生口橋は自転車道をとおります(11:03)  

  45km地点通過(11:03)  

  46.2km地点。生口島・田中様宅前(11:14)  

ここのエイドは時間がかかったわりにあまりリフレッシュできませんでした。
次回はパスでもよいと思うので備忘のため残しておきます。

  49.6km地点。中間点のB&G海洋センター(11:48)  

今から思うとこの時点で去年と5分しか違いません。
今回はここで着替えをしなかったので、ここを出発したのは去年より早かったと思います。
悔やまれるのはせっかく雨具を中間点に置いていたのに、
この時点では雨がさほど降っていなかったので着なかったこと。
雨が本降りになったのは自分の記憶では13時過ぎからだったと思うので惜しい判断ミスでした。

  50km地点通過(12:02)  

  55km地点通過(13:04)  

  55.2km地点。サンセットビーチ(13:07)  

  多田羅大橋が見えてきた(13:25)  

多田羅大橋へのぼっている途中で、辻井さんみていさんに後ろから声をかけられました。
一瞬「???」でしたが、おふたりともレンタサイクルに乗ってはりました。

みていさん35kmで、辻井さん50kmで自転車に乗り換えたそうです。

しばらくお話しながら進みましたが、そこそこで先に行ってもらい、
ここからは自分の体調と相談しながらいくことにしました。

がけっこう降ってきたし、
体温が低いままで足があがりません。
今回はじめての感覚で、足が攣ったりしていないのに足が前へ進まないのは
きっとガス欠なんだと自覚しました。

かといって次の60kmでやめるのはまだまだもったいなさすぎます。
初めて挑戦した2005年でも無謀といわれながら70km地点までは行ったんだし
時間的にもまだ余裕がある。
ただ足があがらない。
雨がだんだん本降りになってきて寒い寒い。
体力をどんどん奪っていきます。

結局、レンタサイクルの貸出し終了時刻が17時だったので、
17時までレンタサイクルやってる70km地点をおおまかな目標に切り替えていくことにしました。

  61.4km地点。大三島唯一のエイド、大三島インターチェンジ広場(14:13)  

ここではおしぼりがもらえます。
身体は冷えているのですが、つめたいおしぼりは気持ちいいです。

いっぷくもそこそこに、雨の中とぼとぼと次のエイドをめざしました。

  単調な道が続く(14:37)  

  65km地点(14:59)  

  大三島橋発見(15:16)  

  大三島橋上(15:28)  

  66.0km地点。伯方島・大三島橋を渡り終えた所(15:35)  

このへんで気持ちが切れちゃったのだと思います。
レンタサイクルあいてる時間に70kmエイドへいけることはほぼ確実だったというのもありますが、
雨はなんぼでもひどくなってくるし
歯がガチガチふるえるし悲惨な状態でした。

  雨やんでくれ〜!(15:36)  

  伯方大島大橋が見えてきたのでもうすぐ70kmエイド(16:00)  

  70km地点(16:06)  

70.1kmのソーメンエイドでは例によって名前を呼んでもらえます。
「奈良県からお越しのおたしゃーん!いらっしゃーい!!」

なんべん聞いてもうれしいです。
ここで自分の中で線をひきました。
低体温でどうしようもなかったのです。
あと5時間あったしいけるとこまで歩いたとしたら去年と同じところまではいけたかも
とは思いましたが
今回はそのあと自力で工夫してゴールまでいける自信がなかった、
というか熱でそうなくらい消耗してたのです。

  70.1km地点。伯方SCパーク(16:08)  

  塩ようかんはあと2切れしかなかったので次の人と半分こしました(16:08)  

  そうめんは食べ放題。でも1杯しかはいらなかった(16:08)  

ここでリタイアを申告してレンタサイクルを借りましたが、
冷静に考えるとこんな体調で残り30kmを自転車で行くって異常な発想です。
バスで移動できる時間だったのにやっぱり頭のネジが取れちゃってたのでしょう。
この時点では「がんばってあっこさんに追いついて伴走してやるど!」ということしか考えていませんでした。

ママチャリにしますか?マウンテンバイクにしますか?」ってきかれて
なぜかこれまで乗ったことのないマウンテンバイクを選択していました。
しかしマウンテンバイクがこんなにおしり痛い乗り物だったとは知りませんでした。

エイドを自転車で出発してすぐのところでいつも声援を送ってくれるおばちゃんたち
「また来年がんばりますので今回は許してください〜!」と声をかけると
みなさんハイタッチで送ってくれました。
本降りになってさらに寒くなってきたのにありがたいことです。

おしりが痛いので立ちこぎしながらあっこさんをさがしていきましたが
結局見つけることはできませんでした。
どうやら雨がいちばんひどいときに75.6kmエイドテントで雨をしのいでいたのをやりすごしてしまっていたようです。

自転車というのはスピードがでるぶん天気がいい時は気持ちいい乗り物なのですが
雨で気温体温が下がっているときには悲惨な乗り物だということを今回はじめて知りました。
とにかく寒かったし、おしり痛かったです。

来島海峡大橋を無事渡って四国に上陸し、
はじめて19番目のエイド、96.2km地点伊予銀行前エイドも見ました。
次回は自力でここまで到達したいと思います。on foot!

今治港でレンタサイクルを返却して
ゴールのテクスポート今治についたのは20時までだったと思います。
自転車に乗ってからカメラさわらなかったので時間の記録が残っていないのでよくわかりません。

ゴールでリタイア申告すると、
完走してないのに今治タオルをもらえたうえに、抽選までさせてくれました。
「今治タオル=完走タオル」といままで思っていた自分にとっては驚くべきできごとでした。
だっていままで21時の制限時間までにゴールに着いたことなかったから知らなかったんです。
あと、抽選で「当たり」を引いてデサントのジャージをもらいました。
めちゃラッキー。
いい記念になりました。

辻井さんからは先にホテルにいってるとメールがきていました。
みていさんとサクッと落ち合ってあっこさんを待つことにしました。
結局あっこさんがゴールしたのは20時30分過ぎだったと思います。
見ていて涙がでるほど感動しました。
彼女も感動しているようでした。
そのくらい深い深いゴールでした。

いつもはゴールについてしばらくは「もう二度といや」という気持ちが先に出てくるのですが、
今回は完走できなかった原因が天候からきた低体温症によるところが大きく、
再挑戦の気持ちは速攻盛り上がっていました(まだ家族の承諾はとっていませんが…)。

  あっこさん待ち(20:13)  

  あっこさんかっちょいい〜(20:36)  

  おつかれさまでした(21:00)  

エイドステーションと到達時間
N0.距離
(km)
区間
距離
(km)
エイド設置場所エイド
撤収
時刻
(公式)
2005
到達
時刻
2011
到達
時刻
2012
到達
時刻
2013
到達
時刻
所要
時間
(分)
sec./km
15.05.0福山・キミセ醤油の前5:555:415:395:475:36367:12
210.05.0福山・神村トンネルの入口6:456:136:106:216:10346:48
314.94.9福山・高西町セブンイレブンの前7:356:466:406:546:43336:44
420.25.3尾道大橋の下8:257:337:147:307:22397:21
524.54.3向島・肉屋「フジ」の前9:108:127:438:017:56347:54
629.04.5向島休憩所9:558:498:278:398:38429:20
734.75.7因島・アメニティー交流館10:509:319:039:119:12345:58
840.15.4デイサービスセンターふぁみりー因島前11:5010:4410:1810:1310:186612:13
946.26.1生口島・田中様宅前12:4511:5111:1311:0911:14569:10
1049.63.4生口島・B&G海洋センター13:2012:3011:4811:4311:483410:00
1155.25.6生口島・サンセットビーチ14:0514:1813:2013:1213:077914:06
1261.46.2大三島・大三島IC広場15:3015:4114:1514:0914:136610:38
1366.04.6伯方島・大三島橋を渡った所16:2517:0915:3215:1915:358217:49
1470.14.1伯方SCパーク16:5517:3916:0415:4516:08338:02
1575.65.5大島・宮窪港前17:5017:2716:46
1680.75.1大島・吉海町バラ公園18:4518:3017:53
1786.65.9来島海峡第1大橋を渡る前19:3519:4019:15
1891.95.3来島第3大橋を渡りおえた所20:2020:5420:27
1996.24.3今治市・伊予銀行の前21:00
20100.03.8テクスポート今治(ゴール)

記録だけをみると、今年はどうしても不完全燃焼感があります。
雨に打たれながら長時間絶えるのはウルトラではほんとうにこたえます。
それでもたくさんの人がそれに打ち克って歓喜のゴールをむかえたことを思うと
いいわけよりも準備不足を素直に反省して次回に備えたいと思います。
関係各位、どうぞご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

さて、タクシーで先に降ろしてもらって、ホテルにチェックインしたのは21時半頃。
今回の今治でのお楽しみのひとつに、ケンミンショーでみた焼豚玉子飯というのがあり、
22時までやっていると調べていた店があったので重たい足引きずりながら行ってみました。
辻井さんの部屋をノックしてみましたが返事がなく、間違いなく死んでいるようでした。)

で、行ってみた来々軒さん、ご近所のほかのお店と同じくシャッターを下ろしています。
ホテルに帰ってフロントでこのことを話すと「今治はいなかですからお客さんが早くひけちゃうと店しめちゃうんですよ」とのことでした。
残念無念。

朝8時30分から天保山の市場のそばで開いているお店(車屋食堂)をガイドブックで見つけて安心してこの日は眠りに落ちたのでした。

翌朝は早く起きて今治城を散策してから、昨夜調べていた車屋食堂さんへいそいそと行きました。

  今治城  

  天守閣  

  藤堂高虎さんって今治にもご縁があったのね  

  あと1km標識をみつけました。「夢のあと」って感じです。  

開店10分前には車屋食堂について待っていたのですが、お店を開ける気配がしません。
心配になってガイドブックにのっている電話番号にかけてみても誰も出ません。
結局ガイドブックに表記されている「不定期休」の日なのだと自分の中で結論づけて、
さらに、ガイドブックには朝9時からやっていると載っている昨夜来3つめのお店「ほんからどんどんのおさかなcafe」さんまで、
これまたぱんぱんの足を引きずって20分ほどかけていったのでした。

ここはどうやらお土産物のお店の中に食事のできるところが同居している感じのお店です。
お食事コーナーに人気(ひとけ)がなく、心配になってきたので
土産物屋さんレジのにいさん「あのー、焼豚玉子飯食べに来たんですけど〜」といってみると
サクッと「あ、食事は11時からだから…」って言われてしまいました。
何をかくそうわたくしを含むピリカラ隊は、本日は10時30分今治桟橋をでるバスで道後温泉へ移動の予定になっています。

「がーーーーん!!」って感じでした。
「昨夜夢にまで見た焼豚玉子飯が時間オーバーで食べられないではないかっ!」
しばし呆然としたわたくしでしたが、あきらめきれずににいさん説得にかかります。
「実は私は焼豚玉子飯が食べたくて昨夜からこの界隈をさまよっていますが、
あいにくどの店からも閉め出しをくっています。
ここでも閉め出されたら今回今治で食べる機会を永遠に失ってしまいます。
昨日のお店は閉店後でした。
さっきいったお店はなぜか開けてくれていませんでした。
ここが最後のたのみの綱なんです。
もし食べられないまま死んでしまったら化けてでるかもしれません……
…と、冗談とも本気ともつかない説明をしますと、
「とはいっても作る人がいないからなあ…。
も少ししたら仕込みにくるとは思うんやけど…」とかすかに期待の持てるお返事。

お土産をみながら待たしてもらうことにしました。
きっとお店の人に「あわれな関西人が焼豚玉子飯を食べたがっている」と連絡してくれたのだと思います。
ここでバリィさんグッズをたくさん仕入れたうえで待っていると
9時30分!にお店の人がやってきてくれました。
もちろん例外的に焼豚玉子飯をつくってくれるそうです。
涙ちょちょぎれで昨夜のあっこさん匹敵するくらいの感激でした。

  期待をうらぎらないおいしさ  

  webで紹介されていました。この人が親切な焼豚玉子姫ですっ!ありがとうございました。  

「奈良から食べに来たかいがありました。どうもごちそうさまでした。」とお礼をいうと
焼豚玉子姫も喜んでくれたようでした。
みなさん!今治に来たら銀座商店街にある
まちなか広場ほんからどんどんの中にある
おさかなcafe焼豚玉子飯ということで以後よろしくお願いします!

今治で本懐をとげて、思い残すことなく道後温泉へ移動できたピリカラ隊でした。

バスで快適に道後温泉まで移動しましたが
雨はやんでおらず、とりあえずお昼ご飯にしました。

  前回もたべたと思うおいでん家の三津の朝市ご馳走膳  

  わらびもちがデザートについてるのがポイント高い  

ホテルにチェックインしたあとは速攻で道後温泉本館へ。
毎度のことながらほっこりします。
大好きな温泉です。

  道後温泉本館  

  雨の中の散歩で伊佐爾波神社へお参りしました。石段が135段!  

  伊佐爾波神社  

  湯神社にもいったよん  

さらに湯築城跡も散策しました。

  湯釜。かつて道後温泉本館にあったものだそう。  

  湯釜の説明  

  雨のおかげでかえって風情がありました  

  道後温泉定番のマドンナはんとのツーショット  

  仕掛け時計  

晩ご飯は、お気に入りの松山鮓と鯛のあら煮で久しぶりにビールをのみました。

  鯛のあら煮  

  松山鮓とそうめん  

  雨が結局やみませんでしたのよ  

翌日、雨はやんでいました。
というよりもまた暑い暑い日になりました。
なんで土曜と日曜だけ雨なのよんってかんじです。

  ホテルの部屋から松山城がよくみえました  

  朝ごはんその@・ホテルで  

  ここのホテルお気に入りです  

  道後温泉今回もどうもありがとう。リフレッシュできました。  

  今回のピリカラ隊  

  坊っちゃん列車  

  朝ごはんそのA・松山駅でじゃこ天うどん  

  バリィさんまた会いましょう  

  特急しおかぜで岡山まで  

  朝ごはんそのB・車中で松山鮓の駅弁  

  岡山で新幹線に乗り換え  

  岡山でまだ駅弁を仕入れる  

  ままかりの押し寿司。うまかった。  

  旅の思い出  




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