長野マラソン2015(ことしは御開帳〜)

4月に転勤いたしまして、いっときは参加が危ぶまれましたが、
思いのほか早く新しい環境になじむことができまして
結局、参加することができました。長野マラソン。
関係各位のご協力のおかげです。
どうもありがとうございます。

さて、つねづね申し上げておりますが、
長野マラソンはわたくしの中でのナンバーワン大会です。
大好きなのですが、今だかつて一度も制限時間の5時間以内完走できたことがありません。

過去に、一回だけゴールのオリンピックスタジアムまで帰ってくることができましたが、
それは最終関門を制限時間までにクリアできたからであって、
記録はとってもらえましたが5時間18分51秒でした。
ちなみにその時は2009年で、前回の善光寺御開帳の年。
それ以来、何度も挑戦していますが毎回途中の関門で涙をのんでいます。
一度、東北の震災で中止がありましたが、
今回で8度目のエントリー、7回目の挑戦です。

今回は、稽古は十分ではありませんが、
7年に一度の御開帳の年ということでそれなりに期待が高まります。
ただ、1か月前のとくしまマラソンでは、なんとか6時間をきるという出来でしたので
正直のところ???な気分でもありました。

<大会前日>
例年どおり、橿原を7時30分に出発して近鉄大阪線経由、名古屋からJRで長野をめざします。
まずは橿原神宮前から大和八木まで、ちょこっとビスタカーに乗ります。

  ひとりっきりの貸し切りでございました           

大和八木駅を7時30分に出発。
ここから名古屋まで2時間弱です。

  車両はアーバンライナーplus           

  近鉄乗車券は株主優待、近鉄特急はネットで、JRは奈良駅で買いました           

名古屋駅でのJRへの乗り継ぎは時間に余裕をもたせています。
それは、お弁当を選ぶのと、きしめんを食べるため。

  今回は「玉きし」。これぐらいがいちばんよい。           

きしめんで本日第1回目のカーボローディングをしたあとは、例の駅弁を買い込んで特急しなの号の到着を待ちます。

  JR中央西線ホーム           

  しなの号到着〜           

今回の遠征は、御開帳とかぶっていますので、
行きからいきなり混んでいました。

それでも楽しく長い名古屋から長野への3時間の車中旅、車中のいちばんの楽しみは駅弁ですな。

  定番となってしまったみそかつえびふりゃ〜。毎回売店で注文するときに恥ずかしくなります(汗)           

車中から、雪の残った北アルプスの山々姨捨の棚田の風景を眺めて、
13時前に長野駅に到着。
この3月から北陸新幹線が開通しているので、善光寺の御開帳とあわせ、駅前がたいへんにぎやかです。

  長野駅コンコースはマラソン歓迎モード           

さっそくシャトルバスで受付会場のビッグハットへ。

  ナンバーカード交換           

  エキスポ会場           

  エキスポ会場には長野マラソン神社がありました           

とりあえず、ここで完走祈願!

  お札は100円で入手           

毎回恒例の13時30分からのトークショーに参加しました。
今回もいちばん前のど真ん中の席が空いておりました。

今回は、大島めぐみさん高橋千恵美さんのトークショーでした。

  大島さんとはFacebookでお友だち、高橋さんはたいへんまじめな管理栄養士           

  大島さんのコース解説           

コース解説では、毎度のことながら
@善光寺前の下り坂入れこまないこと。
A五輪大橋の斜面に足首注意。
B千曲川堤防での強風を覚悟しておくこと。
など、お話がありました。

毎回こころを新たにしますがなかなか思うようにはいきません。
でも、今回は直前の稽古が不十分だったこともあって慎重をこころがけるつもりではいました。

あと、稽古では同じ負荷を毎日つづけるのではなく
負荷を高めたり、ゆるめたりしながらのほうが力がつくということを
話しておられました。
理屈はわかるんだけどね〜。なかなかね〜。

  エキスポ会場ではミズノのコーナーがはやっていました           

このあと、個別にテーマ別グループ相談会がありました。
大島さんのところに入りたかったので、事前に申し込んでおきましたが、中級者向けのクラスでした。
ま、気持ちだけは中級者ということで勘弁していただきました。
けっこうマジに取り組んでおられるかたが多く、大島さん、たじたじでした。

わたくしは、ただお話を楽しみたかっただけですので「ほー」とか「へー」とか感心しながらうなづいておりました。

  大島さんとツーショット〜           

大島さんとお話しできて大満足したあとはサクッと長野駅へもどりました。

駅の出口(東出口2階デッキ)ではマラソン歓迎イベントがひと息ついたところでした。

  長野クリスタルバトンさんのイベントすんだところ           

  長野駅コンコースは春ムード満点!           

長野駅(善光寺口)はずいぶんかわってましたね〜。
北陸新幹線ってすごい影響力ありますね。

  如是姫像           

  駅前はとても華やか           

  如是姫前は市民の憩いのスポット           

ホテルが駅前でしたので、とりあえず荷物を置いてからバスで善光寺へ向かうことにしました。

  大門交差点前のしだれ桜           

翌日のマラソンではこの交差点を通ります。

  善光寺交差点。さすがに参拝者でいっぱい。           

  大本願のしだれ桜           

  仁王門           

  仲見世通り           

山門をくぐって本堂前へ。

  本堂は江戸中期の作。国宝建造物の中では東日本最大規模。           

  御開帳中ですので回向柱がたってます。           

回向柱には、前立本尊の右の手に結ばれた金糸が善の綱となって結ばれ、
柱に触れる人々に御仏のお慈悲をつたえてもらえる、とされています。 

  回向柱にふれようと群がる善男善女           

  本堂に向かって綱がつながっています           

わたくしも長いこと回向柱に触れてお祈りをしておりました。
今回は願い事がいっぱいありましたもの。

  本堂に向かって右手には桜が少し残っていました           

  歴代回向柱           

  回向柱はお役目を終えるとここに移され、年月を経て土に帰っていきます           

  仲見世通りの宿坊前に美しい花桃が咲いていました           

  思わず見入ってしまいました           

  大門交差点から中央通りの下り坂。明日はここを下っていくのです。           

中央通りを駅方向に向かってぷらぷら歩いていくと
セントラルスクエアで人だかりがしていました。

ちなみにその前に去年入って美味しかった「善光寺クイチそば今むらそば本店」さんによってみましたが、
売り切れで店じまいしているところでした。残念!

セントラルスクエアでは、大きなイベントをやっていました。

  日本一の門前町大縁日〜           

  セントラルスクエア内にあるオリンピックメモリアルパーク           

ちょうど長野オリンピックで活躍したオリンピアンのトークショーがはじまったところでした。
ラッキー!!

今日は著名な人にたくさん会えるラッキーな日です。
お目にかかれたのは、
モーグルでオリンピック5大会連続入賞の上村愛子さん
スピードスケート500m金メダル・1000m銅メダルの清水宏保さん
スキージャンプ団体・個人金メダルの船木和喜さん
スキー・ノルディック複合「キング・オブ・スキー」と呼ばれ、長野五輪では日本選手団主将だった荻原健司さん
という超豪華な面々です。

テンションあがりましたで〜。

  長野のみなさんもテンションあげあげ〜           

興味深い当時のお話など聞きながら
フードコートで本遠征初のおそばをいただきました。

  雪村そば。ここのニハチそば、めちゃくちゃおいしい!           

  トークショーはまだまだ続く〜           

駅までぷらぷら歩き続け、やがてホテルにもどってきました。

ちょっといっぷくしてから、翌日の朝ごはんを買い出しがてらさらに駅前にてカーボローディング。

  こんどは戸隠そばと天丼           

ホテルでほっこりしていると、20時には歓迎のための花火の打ち上げが聞こえてきました。
長野マラソン、おぬしなかなかやるな。

今回は稽古が十分できなかったということで開き直りもありましたが
ストレッチだけは念入りにおこなって早めに床につきました(ここ大事)。

<大会当日>
レースのスタートは8時30分。
ということで、5時に起きました。

長野駅からしなの鉄道で北長野駅まで乗車し、
スタート会場のアクアウイングまで歩きます。

  長野駅(6:11)           

  選手には乗車整理券が前もって渡されています(6:16)           

  北長野駅到着〜(6:27)           

  ほな、これから20分ほど歩きまっせ(6:29)           

20分ほどありんこの行列みたいにして歩いて、アクアウイングに到着しました。

  先導の白バイ隊(6:50)           

  審判車はクラウンですな(6:50)           

スタートまで時間ありますし、
ここ数年マイブームになっている武道場でストレッチをして時間をつぶしました。
トイレもけっこう混んでますし、早め早めの行動が大事です。

  荷物を預けたのは7:30           

  アクアウイング           

荷物を預けたあとは、mixiコミュのエール交換に向かいます。
7時45分が整列開始なので、エール交換の集合時間は7時40分になっています。
サクッと集まってサクッとご挨拶し、
サクッとエール交換してスタート整列、という段取りです。

残念ながら今年も集まりが悪く、3名のみでした。
でもおなじみの方ばかりでしたのでそれはそれでいい気合入れになりました。

  がんばるど〜!(7:42)           

さて、エール交換の後はそれぞれの整列指定場所へと向かうわけですが、
これまた毎回、後方で並ぶ人たちだけが享受できる完走祈願のお札をもらいにいくことも忘れてはいけません。

コース整列の後方を少しはずれたところに石渡八幡神社というお宮があり、
そこで毎年お札を授かることができるのです。

  まずは願掛けをします(7:50)           

  このあとこういうのがいただけます(7:52)           

やることを全部すませましたので、列に並びます。
今回わたくしはKブロックでした。
もしかして、申告タイムが持ちタイムではなく目標タイムになってしまっていたのかもしれん(汗)
ちょっといつもの定位置よりも前のような気がする…。

  あ、またラーメン屋さんの看板が代わってる(7:57)           

MCの方がいろいろしゃべってくれて盛り上げてくれますが、
長野マラソンがすごいなあといつも思うのは、
「本大会ではブラインドランナーも(伴走者がついて)走っていますから、
危険回避のために伴走者が声をかけたときに聞こえないと困るから、ヘッドフォンはしないでください」
と、しっかり告知がされていて、それを聞いたヘッドフォンランナーもちゃんと耳からそれをはずすことが当たり前になっていること。

このマラソン大会は世界で唯一オリンピックの冠をかぶった大会だし、
オリンピック、パラリンピックの精神をしっかり守っていこうという取り組みと、
それを潔く受け入れるランナー、スタッフ、応援者がいるから好きなんですわ。

ちなみに大会パンフにもこんなくだりが記載されています。
<大会理念>
長野マラソンは1998年に開催された長野冬季オリンピックの感動を末永く国民の記憶にとどめ、
地域のスポーツ、文化の発展とオリンピックムーブメントの広がりに寄与します。
また、国内外の一線級ランナーと市民ランナーが同じコースを一緒に走ることなどで、
広くマラソン競技の普及を目的として、マラソン愛好者の底辺拡大を目指します。

例によって今回もスペシャルゲストのQさまがスタート30分ほど前からでてきてくれてストレッチなどやってくれました。 ほんまにええ人やわ。

  前方にペースランナーの方が見えましたが4時間15分だと。やはり場違い感あるな〜(8:14)           

  胸にはお札フル装備!(8:14)           

号砲は8時30分!

例年と同じく、スタート地点までは6分ほどかかったと思います。

  スタート地点間近(8:36)           

  Qさまのお見送り(8:37)           

  the Canadian Clubのライブ演奏(8:37)           

  ゆる〜くスタートしました(8:38)           

くどいようですが、今回はいつもの突っ込み癖を極力おさえて
足が攣ったり、スタミナが切れるのをできるだけ先延ばしするという戦法をこころがけておりました。
具体的には「つま先では絶対に地面を蹴らない!」

  1km地点(8:43)           

  2km地点(8:49)           

いつもだったらこのあたりで全員を見送ってからスタートしてきたQさまに追いつかれるのですが、
「今回はまだこんな〜」とか思いながらイーブンペースで走っておりました。

  ピンボケですが3km地点(8:55)           

  4km地点(9:01)           

  長野市役所前で右折して北に向かいます(9:06)           

  太鼓の応援ありがとうございます(9:06)           

  5km地点(9:07)           

  善光寺入口の大門交差点をめざします(9:12)           

  大門交差点。ここを左折して中央通りを下ります。(9:12)           

  中央通りに入りました(9:12)           

  全車線をつかっているのでとても気持ちがよいです(9:13)           

  6km地点(9:13)           

このあたりは沿道の応援がもっともすごいところです。
ハイタッチ攻撃でテンションあがって入れこんで撃沈ということが多いので
今回はとくに落ち着いてハイタッチを楽しみました。

  応援サンキューです〜(9:14)           

  ハイタッチ、ハイタッチ!(9:15)           

  男声合唱団ZENのみなさん(9:15)           

  ハイタッチ、ハイタッチ!!(9:16)           

  ハイタッチ、ハイタッチ!!!(9:16)           

  善光寺門前をごきげんさんで下るわたくし(9:17)           

ほどなく、ざわめきのような声が後方からざ〜っと聞こえてきました。
だいたいなんのことだかわかりました。
お待ちかねの真打ち登場です。

  ジャンガ♪ジャンガ♪ジャンガ♪ジャンガ♪♪(9:18)           

  はいはい、Qさまでっせ〜!(9:18)           

  はいはい、ハイタッチ〜!(9:18)           

  がんばれがんばれ!(9:18)           

  さすがに速い速い!(9:18)           

  ハイタッチいくでー(9:18)           

  元気出して元気出して!(9:18)           

  ほな、次のグループいこか〜!(9:18)           

Qさまは、周りに人だかりができると
「がんばるど!おー!!」みたいな勝鬨(かちどき)をあげてはスピードをあげて
次のグループを作ってはまた勝鬨をあげるといった走り方をしてはりました。
それにしても一瞬のできごとでしたが、
こんなことをさらっとやりとげながら何キロ走らはったのかわかりませんが
たいしたお方だと思いますですよ。

  8km地点。桜咲く希望の道を一歩ずつ!(9:25)           

長野駅を過ぎて、前日の受付会場のビッグハット方面をめざします。

  視覚障害の方が安心して走れる環境というのは大事だと思います(9:27)           

  9km地点。初めての長野マラソンガッツだぜ!(9:31)           

  10km地点(9:37)           

10kmをネットタイムで1時間というのはまずまず、というか上出来です。
今回はギアチェンジなくここまで来ていますからけっこう手ごたえありました。

気温が高くなりそうだったし、水分補給もエイドごとに水をひと口ずつ含んでまして、たいへん順調です。

  10km地点の時計表示(9:37)           

  ビッグハットに到着しました(9:39)           

  ビッグハットは第2関門。関門閉鎖まで18分のおつり。(9:39)           

  11km地点。お守りを胸に縫い付け信濃路を!(9:43)           

  ハイタッチ、ハイタッチ!(9:49)           

  12km地点。マラソンの後の楽しみ生ビール!(9:49)           

  13km地点。信濃路を夢とロマンが駈け抜ける!(9:55)           

  ハイタッチ、ハイタッチ!(9:55)           

ほどなく堤防沿いのコースへ。
ここでは折り返してきた選手と立体交差します。

  上部の橋が五輪大橋(9:57)           

  14km地点。すみませんピンボケです。(10:01)           

  落合橋で堤防道路ともお別れ(10:04)           

  北アルプスがよろしいですわ(10:04)           

  第3関門。関門閉鎖まで21分のおつり。(10:05)           

  15km地点。記録より走れる喜びかみしめて!(10:06)           

  エムウェーブで折り返してきた人とすれ違います(10:07)           

  調子がよいみたいで、周りにいるのはFブロックとかHブロックの人(わたくしはKブロック)(10:11)           

けっこう冷静にラップをきざんでいましたので、
落ち着いて自分の体調をみつめながら走っておりました。

「まだまだ足、攣りそうにないな」とか
「水分は水にしようかスポドリにしようか」とか。

で、今回はクエン酸飴をポーチにしのばせておりましたので
けっこう頻繁に摂取しながら走りました。

最初にクエン酸飴を口にいれはじめたのがこのあたりからだったと思います。

  16km地点。ランナーにほほ笑みかける桜花!(10:12)           

  太鼓の応援ありがとうございます!(10:13)           

  折り返しのエムウェーブにさしかかってきました(10:13)           

  長野東高校の吹奏楽部さん、ありがとうございます!(10:16)           

  エムウェーブのまわりを周回して折り返します(10:16)           

  17km地点。信濃路を風と競いて駆け抜ける!(10:19)           

  朝陽小学校のみなさん、ありがとうございます!(10:20)           

  エイドでバナナを補給。長野マラソンのバナナはほどよいやわらかさでいいんです。(10:20)           

  お水もおいしかったよ。アミノバイタルの粉末をのみました。(10:21)           

  いつになく元気なわたくし(10:21)           

  まだまだいきまっせ〜!!(10:21)           

  エムウェーブで折り返したあと(10:22)           

  19km地点。すれ違うランナー同士に励まされ!(10:31)           

20kmあたりから五輪大橋にさしかかります。
五輪大橋横の傾斜がきついので足首にけっこうこたえます。

  20km地点。沿道の景色がこころ洗うラン!(10:37)           

  五輪大橋から犀川(10:40)           

  五輪大橋を渡りきると第4関門。関門閉鎖までのおつりは34分。やるやん!わたくし!(10:42)           

  21km地点。信濃路の景色ゴールを近くする!(10:43)           

  22km地点。マラソンに託す人生長い旅!(10:49)           

  またもや折り返し後のランナーと離合(10:53)           

  23km地点。いでたちはプロをも負かす町ランナー!(10:56)           

  大塚南交差点で折り返し(11:00)           

  今回はすごく走りやすい気候でした(11:01)           

  24km地点。ランナーに感動もらうボランティア!(11:02)           

順調なペース(6分/km)でずっときざんでおりましたが、
わたくしより先方でスタートしていたはずのみきさんを発見しました。

けっこうバテてはるみたいです。

とはいえ、私自身も過去の経験から
いつなんどき不調に陥るかわからないので
「またあとから追い抜いてください」と声をかけてから追い抜かさせてもらいました。

  みきさんはその後復活、5時間50分切りでゴールしました(11:04)           

  篠笛(?)ありがとうございます(11:05)           

  25km地点。ホワイトリング。(11:09)           

  ここは第5関門でもあります。関門閉鎖までのおつりは31分!(11:09)           

走路変更しているひとはトイレねらいです。

  いつになくハイテンションなわたくし(11:09)           

  どっからでもかかってらっしゃい!!(11:09)           

  26km地点。限界だダメよダメダメゴールまで!(11:15)           

  27km地点。更埴橋!(11:22)           

25kmを超えてからも、今回は思いのほかねばれました。
味の濃いスポドリを飲んだ次のエイドでは水を飲んだり、
塩飴をとってみたりと
けっこう冷静に自分自身の体調の変化を見つめておりました。
こんなことができたのはわたくし史上初のできごとです。

そうしたことが幸いしたのか、まだ歩きは入っていませんでした。

  まだまだ続くガッツポーズ!(11:27)           

  28km地点。ねばってねばって!(11:29)           

  29km地点。重力を使って返すアキレス腱!(11:36)           

  第6関門を通過。関門閉鎖までのおつりはジャスト30分!(11:41)           

  30kmの手前、松代甲冑隊のみなさんありがとうございます!(11:42)           

  ハイタッチ!ハイタッチ!(11:42)           

  ハイタッチ!ハイタッチ!(11:42)           

  ハイタッチ!ハイタッチ!(11:42)           

  30km地点。思いのほかねばれています!(11:43)           

  よく足が動いております(11:43)           

  太鼓の応援ありがとうございます@(11:44)           

  太鼓の応援ありがとうございますA(11:44)           

えっちらおっちら歩くようにではありますが走っていますと
後方から大きな集団がせまってきました。

4時間30分のペースランナー江田良子さん@RUN塾(埼玉)です。
「さびしいから一緒にいこうよ〜!」と声をかけながら走ってはりますが
はっきしいってわたくしにはついていけません。そのペース!
でも、そういえば波の小さい走りをしていたおかげで
ペースランナーに追い抜かれたことをはっきり覚えているのはこの方だけです。
ちなみにこの江田さんは、わたくしと同じKブロックスタートでした。
ほんまに会心の走りやったんやなあと思います。

  残念ですがお先にどうぞ〜(11:46)           

  ちなみに江田さんはこんな感じの美しい方           

それでもまだあと10キロあまり。
去年なんか大失速してしまい、35kmの関門すら越えられず撤収だったことを思うと
「大事に!大事に!」と自分に言いきかせるようにつぶやきながら先へ進んでおりました。

  31km地点。マラソンや家族のきずな倍となり!(11:50)           

まだまだねばっています。

  32km地点。桜づつみ公園へでてきた。再度の千曲川堤防。ここまでねばれたのは画期的。(11:58)           

  いつもここにおってくれる長野市消防団のみなさん(11:58)           

ゆっくりと給水をとって、再スタートすると
去年もおってくれたthe Canadian Clubがエンドレスで声をからして歌ってくれています。

  ありがとうございます!切れ目なく歌い続けるのはたいへんなこと!(12:02)           

「描いた未来を超えろ!」
なるほどです。去年は空虚に聞こえたはげましの言葉が今回は力強くひびいてきます。

  アルクマ軍団からパイナップルをいただきました。これがめちゃウマ!(12:04)           

  33km地点。今度こそキメる悲願のサブスリー!(12:06)           

わたくしにとっては悲願のサブファイブです。
このあたりからついに歩きがはいりだしましたが
今回も東京マラソン同様、気持ちが途絶えませんでした。
20数える間走っては20数える間歩く、などの繰り返しをつづけることができました。
人間、気持ちを切らさないってとても大事。

一方、このころから小雨がぱらつき始めました。
これがかえっておしめりになってよかったのかも知れません。

  背景にオリンピックスタジアムがうっすらみえています(12:13)           

  34km地点。岩野橋あと7キロがマラソンだ!(12:14)           

そうなんですよ。
この岩野橋に毎年泣いてるんですよ。
ほんまにきついんですよ、ここ!

何年か前はここのトイレでもどしちゃったこともあるし。
たしか去年はここの関門で止められちゃったし。
わたくしにとっては魔の岩野橋

今回、いつも堤防で強烈に吹き荒れる風がありませんでした。
これも幸いしましたです。

いろんな条件がいい方向にはたらきあったとは思いますが、
自分自身が走りながら、客観的に自分を見つめられたのがよかったなと思いますです。

つま先に力をいれて地面をけったりしていわゆる「走る」ことは一回もしませんでした。

  岩野橋手前の給水。桜は葉っぱがでてきています。(12:15)           

  お水をもらって、アミノバイタルの粉末をのみました。(12:16)           

  スタートから3時間46分。ここで岩野橋をわたります。(12:16)           

  第7関門。貯金は26分。(12:16)           

  この橋をこんなに冷静な気分で走るのは初めてかも(12:17)           

  なにげない風景ですが自分にとっては感無量!(12:19)           

  これはきっと橋の上からゴールのオリンピックスタジアムを探しているところと思われます(12:20)           

  岩野橋を渡ってあとは千曲川の対岸をゴールに向かうだけ(12:21)           

  元気!元気!!(12:22)           

  うれしい!うれしい!!(12:22)           

  35km地点。歩く足「がんばれ」きいて走りだす!(12:23)           

NHKさん、この場所にこの川柳おいてくれてあるのは100点です。
ほんまに「がんばれ」の声で何度再スタートしたことでしょう。

  目の前にずっとゴールのオリンピックスタジアムがみえているのがこのあたりのすばらしいところ(12:26)           

  思いのほかよく足があがっています(12:26)           

  まだまだいける!(12:26)           

  36km地点。沿道のエールに元気出す走者!(12:32)           

  赤坂橋の手前。高山アルプホルンクラブのみなさん。(12:41)           

  37km地点。応援の熱き思いに涙拭き!(12:41)           

このあたりから40kmのいわゆるオリンピック道路までは単調というか変化のない、つらい道が続くんですわ。
何度も何度もめげそうになりましたがひとつ強烈な応援をいただきました。

女性の声でした。
すごくよく通る甲高い声でした。
「ここであきらめたらきっとあとで後悔するよ!!」と!
ほんまにそんな思いでした。

涙をこらえてふんばって走りました。
と、いいますか涙流しながら走ってました、わたくし。
そのくらい心がふるえていました。
これはフルマラソンを走りきったことのある草ランナーにしかわからない気持ちだと思います。

  歯を食いしばっていきます(12:42)           

  きついきつい!でも歩いてない!(12:43)           

  38km地点。応援をしている自分涙する!(12:50)           

  39km地点。長野からリオ東京へ夢デカく!(12:58)           

  今回唯一写っていた歩いている姿(12:58)           

  もうすぐオリンピック道路(13:01)           

  40km地点。オリンピック道路にはいったよ!!(13:07)           

  泣きながら走ってます(13:08)           

昨年、号泣県議というのがいっときはやりましたが、
号泣県職員というのはネタにもなりません。

でも、自分自身に感動しまくっておりました。
過去8回の挑戦中の自分のことやら
そのときの自分をとりまく環境やら
いろんなことが思い出されて
わんわん泣きながら走っておりました。

沿道のみなさんも
「あのとっつあん泣いとるわ」みたいな反応されている方もおられましたが
わたくしの足が遅いせいもありますが、わたくしの心の動きが伝わって
一緒になってもらい泣きしてくれる方もおられました。

やっぱり長野マラソンは日本一やわ!

  41km地点。かがやきは君の記録と新幹線!(13:15)           

ちなみに前を走っておられる9256の方のシャツには「記録より記憶」とかかれています。
こういうのに泣かされるんですわ。

  最終第8関門。おつりは13分!(13:16)           

足が攣ってしまわないかぎり、はじめて5時間の制限時間内でゴールできることを確信しました。
あいかわらずわんわん号泣しながらの走りです。

  念願のオリンピックスタジアムへの道(13:23)           

このあたりでQさまがハイタッチで出迎えてくれていました。
また泣いてまうがな!
ハイタッチってええなあ。

最後のオリンピックスタジアムへの入口で中学生(パンフで確認すると川中島中学校もしくは広徳中学校)の吹奏楽で
ゆずの栄光の架橋を演奏してくれていました。
またまた泣いてまうがな!!

  42km地点はスタジアム内に入るところ。テープ切り会釈に見えるお人柄(13:24)           

  ハイタッチの山をこなして最後のふんばり(13:24)           

  まさにウイニングラン(13:24)           

  ゴールや〜!(13:24)           

  ゴールや〜!!(13:25)           

  やった!(13:25)           

ゴールでは、台湾からご参加の歐陽靖(OU YANG,Ching)さんがゴールしたところと
かぶってしまったようで、報道の方がごったがえしていました。

  歐陽靖さんはこんな方  

わたくしはそれどころではなく自主的にもりあがりまくっていましたので
そのことには後で気づきました。

そんなことよりゲストランナーのワイナイナさん尾崎好美さん
ゴールで出迎えてくれていたことに超カンゲキいたしました。

  ワイナイナさんはこんな方

  尾崎さんはこんな方

ワイナイナさんとハイタッチしてから
「あ、これは写真とらしてもらったらよかったな」とか思ってたら
尾崎好美さんが出迎えてくれていました。

  尾崎さん、光ってます!(13:26)           

  念願の完走メダル           

  ゴールしてくる人が続々と@(13:26)           

  ゴールしてくる人が続々とA(13:26)           

  タオルかけてもらいました(13:28)           

  やりました!!(13:33)           

完走メダルをかけてもらった時の感激はしばらく忘れられないです。

<これまでの挑戦の記録>

           

きれいにおつりがないところまで消耗しきっておりましたので
サクッとシャトルバスで篠ノ井駅まで送ってもらい、
常宿の戸倉上山田温泉へ移動しました。

温泉で身体を癒し、
ゆっくりほっこりいたしました。

  晩ご飯の一例           

晩ご飯の時に、同じく長野マラソンに参加されたという愛知県からお越しのご夫婦と親しくお話することができました。
もう70歳をこえておられるということですがたいへんお若く見えます。

リタイア後は、奥さまと一緒に旅マラソンを楽しんでおられるそう(奥さまは見学)で
長野マラソンはシルバーナンバーカード(10回以上参加)だそうです。
ちなみにこれまでの17回の大会に皆勤の方はゴールドナンバーカードをもらえます。
(私はあと2回でシルバーナンバーカードになります)

今年は大病を患ったあとだということで
ハーフ地点を目指して参加されたそうです。

わたくしの完走メダルを「すばらしい銀メダルだ」とほめてくださいました。

夫婦仲良く旅マラソンを続けておられ、
奥さまもそれに同行しておられる姿にたいへん好感をもちました。

わが家ではこうはいかないだろうなあ(汗)

<大会翌日>
翌朝は朝湯をつかったあと、楽しみにしていた信濃毎日新聞をみました。

  昨日ゴールで迎えてくれたワイナイナはんが女子の優勝選手のペースメーカーになっていたそうです           

  完走者は8372人、完走率は87.59%           

  わたくしの名前も載っています           

  朝ごはんの一例           

朝ご飯のあとは、近辺を散歩。
万葉橋をわたっていつもの場所をめざします。

  万葉橋から千曲川           

  ここに泊まるといつも訪れる千曲川の歌碑           

  宿舎にもどってこれまた恒例の鯉のえさやり           

ゆっくり休めてリフレッシュできました。
今回は達成感もハンパではありません。

また来たいですなあ、長野マラソン!

  戸倉駅にて           

  戸倉駅からみえる山肌の桜           

今年は桜が早くて、長野の桜はほとんど終わっていました。
次回はまた桜も楽しみたいですわ。

  乗り継ぎの名古屋で食した鶏のひつまぶし           

  旅の思い出           




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