彦根シティマラソン2015

マラソン遠征記とはいうものの、
この週末はたくさんイベントをつめこんでしまったので
他のイベントも入っています。
マラソン旅行記にしか興味のない方はご容赦くださいませ。

さて、以前から興味のあった「キングオブゆるキャラ」ひこにゃん殿に会えて、
かつ参加賞がひこにゃんTシャツだという彦根シティマラソンに参加してきました。

この大会に申し込んだのは7月のことです。
その後、極度の体調不良に苦しみ、病休もしたのですが
あるきっかけからなんとか無事復活することができ、
社会生活も無事こなせるところまできましたので
当初の予定どおり参加できました。
(10月の新潟マラソンは当時楽しみにしていたのに
結局病み上がりということで棄権してしまった。
もったいないことだったけどそのおかげで順調に回復できたのだと思います)
毎度のことながら、支援してくださったみなさんへの感謝の気持ちは忘れませんです。

今回は前置きがさらに長いです。
体調が回復したため、マラソンの前日に開催された母校同志社校友会イベント京都国際会館であり、
それにもドタ参することができました。
いつも誘ってくださる先輩方どうもありがとうございます。
そろそろわたくしも後輩を誘うようなトシになってきました。

  近鉄京都行き特急内           

行きの近鉄特急からなぜかビールが前に並んでいますが
これは同行した先輩の事情です(笑)

同じ職場の諸先輩、同僚、後輩のみなさん方と国際会館駅で合流して会場へ。

  会場は京都国際会館           

  大谷総長先生、ずいぶんお年を召された           

第1部のイベントは能楽金剛流26世宗家金剛永謹氏講演会でした。
第2部はおとなりのグランドプリンスホテル京都へ会場を移しての立食パーティーなんですが、
今回も第2部から抜けさせてもらって彦根へ移動して翌日の「ひこにゃんマラソン」にそなえることにしました。

彦根へは新幹線で米原へ行ってから逆戻りする方法と、新快速で行く方法とがありましたが、
時間的にそんなに早くついてもうれしくないし、
かつ新幹線代が圧倒的に高いので、
京都から彦根へ行くのには新快速がおすすめですわ。
時間的には1時間強かかりました。

けっこう重たい荷物をもっての移動でしたのでへたりました。
彦根の町は思っていたよりもずっと夜の明かりの少ないしっとりした町でした。
前調べによると、駅前の近江ちゃんぽんのお店でカーボローディングをすることになっていましたが、
お店の前に重い足を引きずっていくと…

  11月8日リニューアルオープン〜!           

が〜ん!!
新装開店のため本日まで内装工事中とのことでした。
一瞬めまいがしましたが、気を取り直して
翌日のランチを予定していた比内地鶏のお店と順番を入れ替えることにしました。

この比内地鶏のお店、お昼はラーメンもだしているのですが
夜は焼き鳥と親子丼がメインのようで、
ラーメンが食べられなかったのは残念でしたが
そのかわりにおいしい豆腐(塩で食べた)や焼き鳥を味わうことができました。
あと、もちろん看板の比内地鶏をつかった親子丼も堪能しました。

  焼き鳥、豆腐、サラダ           

  親子丼!           

ぷらぷら歩いてホテルをさがしておりましたら国宝彦根城がライトアップしてくれておりまして、幻想的でした。

  ちょっと距離感ありますが遠方が彦根城天守           

街灯があまりに少なすぎてちょっと怖いくらいの暗さでした。
ホテルは駅からそこそこ歩いたのですが、そのぶんマラソン会場に近くて助かりました。
最近の仕事疲れもあって、すぐに寝入ってしまいました。

ここのところ、夏から飲んでいた睡眠薬がなくても眠れるようになったのがうれしいです。

翌朝目覚めると、残念なことに天気予報どおりの雨でした。

雨というより、大雨。

かばんを背負ったうえからポンチョをかぶって徒歩にて会場入りしました。
会場の彦根総合運動場陸上競技場は、そこそこ立派な施設でした。

「天気がよかったらなあ」と思っていると、わたくしが陣取ったところの目の前に
ひこにゃん殿があらわれました。
さすが野性のカンですな。

ひこにゃん殿は雨が苦手のようで、侍従の女性に傘をさしかけてもらいながら
テントの中へ移動し、ずっとそのなかで愛想をふりまいておられました。
さすがKINGオブゆるキャラだけあって立ち居振る舞いからも「いやしオーラ」がでまくっています。

このトシになっていうのもなんですが、しぐさがたまらんかったです。
毎年1万通以上も年賀状がとどくという理由がわかったような気がしました。
もしかして来年はわたくしもひこにゃん殿に年賀状をだすかもしれません(笑)

  まいど〜           

  ようこそ〜           

  ごきげんよう〜           

  開会式の最中も子供の呼びかけに答えて振り返るひこにゃん殿           

  ほな、お城へもどるでゴジャル〜           

  またね〜           

ところでですが、この大会のプログラム、たいへんすぐれたつくりをしています。
一般的な大会プログラムと同じように

@大会のスケジュール
Aえらい人のあいさつ文と役員名簿
B歴代の入賞者と記録
C会場内案内図
Dコース図
E選手名簿
Fスポンサーの広告
G各種優待券

がついているのは一緒なんですが、
選手名簿が「距離・部門ごと」にのっけられているのはもちろんなんですが、
「あいうえお順」に名前からゼッケンが検索できるようにもなっているんです。
だから、知り合いと一緒に参加しているひとは名前からゼッケンを容易にさがせるし、
家族で違う部門にエントリーしていても誰と誰が参加しているのかわかりやすいのです。
これだと約1週間後に公開される大会参加者の写真をゼッケンから探すのも容易にできると思います。
すべての部門の参加者が4千人程度の大会だからできることかもしれませんが、
これはなかなかすぐれた取り組みだとおもいました。

このごろはレース前のストレッチ体操タイムもなくなってしまった大会も多いのに、
しっかりエクササイズ専門のスタッフが前に出て準備体操もやってくれたし、大会運営に良心を感じましたです。

  スタート前にフィニッシュ地点で           

  国宝彦根城をバックに           

大会があったかい運営であるのとは関係なく、雨は容赦なく降り続けておりました。
10キロの部に参加したのですが、
国宝彦根城の付近を走れるけっこう楽しいコースで、
声援もたくさんもらえて楽しく走ることができました。

  金亀公園。背景に天守。           

  寒いけど調子いいです           

  最後の直線           

  気持ちよくゴールしましたよん           

  ゴール直後           

ゴール後の記録証渡しも決してスムーズとはいえませんでしたが、
雨を考慮して、一枚ずつ打ち出した記録証にビニール袋を添えて渡してくれる配慮がとてもうれしかったです。

  希望者は写真をとってもらえました           

記録証、大事にもらえたんだから大事に残しておきたいと思います。
スタッフのみなさん、ありがとうございました。

この取り組み、奈良マラソンではいままで雨にたたられたことはないですが(前日からの雪が残ってたことはありますが(笑))、
大会運営サイドとしては気にしておきたいところです。
このサービスはたいへんポイント高いです。
奈良マラソンの裏方のお友だちとしての意見です。関係者の方、ご参考まで。

ひとしきり雨と汗をぬぐった後は、
やや離れたところにある銭湯の割引サービスもあったのですが、
これは自家用車組の方のためと理解して
なによりも楽しみにしていた国宝彦根城へ向かいました。

ちゃんと彦根城彦根城博物館へ入れるサービス券がついているところがたまらないですな。
彦根市さん、おぬしただもんちゃうな(笑)

まずは天守。
でっかいかばんを首からさげて急な階段をのぼって
天守のてっぺんまでいくのはなかなかタイヘンでした。

  天守。さすがに美しい!           

  ずっとこんなかっこうでしたのよ。おなかが膨れてるのはかばんですわ。           

  いや、ほんとうに美しい!           

  井伊直弼像           

  琵琶湖方向           

天候のせいで伊吹山まではくもって見えませんでしたが、
佐和山や琵琶湖の風景が美しく見えました。
もちろん紅葉も素晴らしかったです。

  井伊家家紋の飾り瓦           

  お城はとにかく上り坂がタイヘン           

  天秤櫓           

彦根城博物館もなかなか見ごたえがありました。
彦根の大名様、井伊家が文武両道であったことがよくわかるような展示がされています。

  教科書でよくみる肖像画           

  井伊の赤備え           

  説明文           

  金梨地蕪蒔絵螺鈿鞍(きんなしじかぶまきえらでんくら)           

  説明文           

  雨の庭園もいとをかし@           

  雨の庭園もいとをかしA           

  鹿図・龍虎図           

  説明文           

これだけ楽しんだのに、飲食と宿泊以外にお金を使っていないのはたいへん申し訳なく感じていたところ、
ガイドブックで甲冑変身体験というのをやっているのを見つけていたので申し込んでみました。
1000円でした。

わたくしのストライクゾーンど真ん中でした。

天気がいいと、この格好で城内を散歩させてもらえるのですが、
雨だったので博物館のなかの古いお屋敷の中を歩き回ることになりました。

武将の格好はいろいろと用意されていたのですが、
ひこにゃん殿と同じく藩主だけがゆるされている兜をつけてみました。

藩主の天衝(てんつき)は脇立(わきだて)、その他の天衝は前立(まえだて)だそうです。

それに、井伊家の甲冑や旗指物はすべて赤で統一されているそうで、
ひこにゃん感満点になって30分間、館の中を歩き回って観光客のみなさんに愛想をふりまきました。
たのしかったダス。

  ひこどん殿と           

  いざ勝負!           

じゅうぶん武将装束を堪能して帰路につこうとしたら
ちょうどひこにゃん殿が皆の衆の前に登場する時間帯でした。

もちろん天守前広場でしばしトシを忘れて手をふったりして
ひこにゃん殿超癒し系のしぐさに見入っておりました。

  ひこにゃん殿@           

  ひこにゃん殿A           

ひこにゃん殿と遊ぶのもおなかいっぱいになったので、
こんどは自分のおなかをみたすために、昨日空振りしたちゃんぽん亭総本家彦根駅前本店にいきました。
今度は無事にちゃんぽんをゲットしました。
寒い身体があったまったでごじゃるよ。

  近江ちゃんぽんと餃子のセット           

駅前の商店街は井伊直弼公生誕200年祭で盛り上がっていました。

  ひこにゃん殿もお祝いしてるでゴジャル           

  駅前の初代藩主・井伊直政公像           

  旅の思い出〜           




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